YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

燃料コックのパッキン代替品

2020年03月28日 | YB&YBR関係雑記

 不要不急の外出自粛なのでバイクの掃除とかやって
過ごしている。
ついでに前から気になっていた燃料コックのパッキン関
係の目視や調査を行ったよ。
YB125SPの他にYBR125系、YX125やXTZ125でも同じ構造
なので参考になるだろう。

 YB号の燃料コック。

この中に燃料漏れを防ぐゴムのパッキンがあるのだ。
ところが、パーツカタログを調べると中国産特有の部品
番号なので日本国内では入手できない問題がある。

 とにかく現物を目視確認してみよう。

燃料がリザーブぎりぎりまで減っているので車体を横倒
しして燃焼が浸かるコック側を上にし、分解しても燃料
漏れを起こさないようにした。
予めキャブレターと燃料フィルター内は空にしておく。

 コックを外すと中が分かった。

Oリングと四つ穴パッキンが見えた。
四つ穴型はコックの下に燃料フィルターを有するタイプ
で中国スズキのGN125系も同型同寸らしい。
これらの代替品を見つけるのが今回の目的。

 四つ穴パッキンを探しにWEB検索を駆使してみたら、
色々なメーカーで似たような形状の物が見つかったけど、
寸法互換かどうかは不明だった。

参考画像・モノタロウ

 不明ならば現物を採寸。

使用中のパッキンなので潰れたり太ったりしているから、
寸法は参考程度と思っていただきたい。
外径は約24mm。

 穴径は約7mm。


 穴間距離は約9mm。


 厚みは約2.4mm。

これに近い、または同じ物があればいいね。

 採寸したのでコックをよく掃除してゴム類に薄くシリ
コーンオイルを塗って組付けた。

元通りに組んで燃料漏れが無い事を確認して採寸終了。

 結果を元に色々調査したら国産ヤマハのSRV250のコッ
クを分解整備している人の情報を発見した。
リンク
SRV250 燃料フィルター追加とタンク燃料コックからの
ガソリン漏れ対策
 

 四つ穴パッキンのサイズも他の部品と比較して大丈夫
そうだ。


 YBの部品表で見るとさらに分かりやすい。
この部品番号は日本国内で入手可能だと分かった。

中国版パーツカタログには2種類だけは記載されているけ
れど、矢印の顔のようなパッキンは記載されていなかった
結果、負圧開閉コック式であるSRV250の物が使えそうだ。
 SRV250(4DN2 1993年)
・バルブ 4DN-24523-00
・ガスケット 4X8-24512-00
・シール コック 3AJ-24534-01

なお通常使用時にコックのツマミ周辺で燃料漏れを起こ
した時は8番のシール コックが一番怪しく、ついでに
バルブも交換したほうが良さそうだね。
ガソリンタンクとの固定部から漏れてる時や、タンク交換
や塗装時でコックを外す時は9番のガスケットを新品交換
するのが望ましい。

 他車を調べたら燃料フィルターが無いコックだと三つ
穴タイプになるようだ。
この部品番号は日本国内で入手可能で、なぜか買い置き
を持っているのだ。w

XTZ125Eのコックには燃料フィルターが無いと記憶して
いるので、実車をお持ちの場合は入手前に目視確認して
おくと良いだろう。

今回分解確認した結果、四つ穴のバルブが少し硬化して
いたので、いつか注文しておこうと思ったよ。
なお調査結果のうち、バルブだけはSRV250用を原寸確認
していないから、分かった時には追記をする予定だ。
もしも人柱で分かった人はコメントをぜひ頂きたい。

追記:しらりん様のコメント報告により、SRV250用の
バルブ(4DN-24523-00)は流用可能だと判明しました。

流用可能情報は本当に貴重なのだ。w