梅雨になるとお買い物車である軽四号の出番が多く
なる。
雨の日に活躍するんだけど、気になる事が起きてたので
対策してみた。
運転席側のワイパーブレードにひび割れが起きていた。
拭きムラが起きていて、よく観察してみたらこんな具合。
車検時にひび割れが有ると不合格になるため、放置する
訳には行かないよね。
ワイパーブレードだけ購入して自分で交換する。
今回は実験的に純正長より20mm長い物を試して拭き取り
範囲を少しだけ広くしてみたよ。
先端はどこにも干渉せずにちゃんと使えた。
昨年、ワイパースイッチユニットを連続可変間欠機能付き
に交換したので、ワイパーブレード交換との効果で雨の
日のお出かけも楽しくなるだろう。
霧雨・小雨の時にワイパーの状態でイライラしなくて
済むのだ。
古いワイパーブレードに有るステンレスの骨は捨てずに
取っておく。
これは色々な物に応用可能なのだ。
切ってSフックを自作したり、先端を削って配線コネクタ
から端子を抜く治具にしたり、U字に曲げて車体のあちら
こちらに有る樹脂製の固定プラグを抜く工具として活躍
する。
もう一つ気になってた部分を直してみた。
エンジンの排気のマニホールドにあるアース線がかなり
劣化しているので、新しい物を自作してみたよ。
リサイクルショップの寄った時に太さAWG8番のOFC
(無酸素銅)配線が1m100円で切り売りしてたから、
2mほど買い置きしておいたのを使う。
太さと電気的特性を考慮しても古いアース線の代わりに
使えるのだ。
芯線の太さは純正アース線よりも若干太いから問題無し。
このケーブルの外皮にはパワーケーブルと印刷されてい
て、元々はオーディオ関係の電源線かアーシングやスピ
ーカー線のために売られているみたい。
芯線はかなり細い線のヨリ構造で柔軟性に富んでいる。
純正アース線の網線と同様に振動に強い。
圧着端子はM6ボルト用裸丸端子のR型で、規格はR8-6が
太さAWG#8に適合する。
圧着工具は電気工事士用の物が使えた。
「大」の位置で可能。
仕上がりは綺麗で線切れも起きない。
このまま使っても良いが、少し工夫を加える事にする。
巻き上げた雨水などで濡れると芯線が徐々に腐食する
から、防水の代わりにハンダ付けを追加して封印。
さらに被覆の隙間からの侵入を防ぐために熱収縮チュ
ーブを被せてみた。
まあ気休め程度なので長寿命になるかどうかは定かでない。w
仕上がり長は純正アース線と同じにしておいた。
元の様に配線を取り付ける。
。
実走してエンジンを熱々にしても、ケーブルの外被は手で
触れる程度しか熱くならなかった。
自動車整備業者さんの話では、このアース線の不良が原因
の電気的トラブルに時々出会うとの事なので、意外な落と
し穴だと思うよ。
ところで、作業にしやすさのために今回はフロントグリ
ルを外してみたんだけど、車種指定の作業例を検索して
もグリル下部の固定箇所の位置は誰も書いて居なかった。
ワゴンR・MH22はヘッドライトのすぐ脇が差し込み固定
構造になっているので、上側の樹脂プラグや固定ボルト
を外したら両脇に指をかけて上へグッと引き上げると
グリルが外れる。
この固定部の位置が分かると変な力をかけて壊す事は
無いのだ。
内装の隠れ固定プラグなども位置情報は本当に貴重だから、
素人整備の皆さんは作業手順の他に、この手の位置情報
をどんどん公開して欲しいな~。w
以上、放置気味の軽四号を珍しく整備してみたお話でした。