わ~、もう11月になってしまったか!
って事で・・・では無いけれどみんな大好き整備ネタでご
ざいます。w
暇つぶしにYB号のフロントフォークのフォークブーツ
なんかめくって錆の有無でも確認した。
下がらないようにガムテープて仮止めして観察する。
え?何この錆色?
インナーチューブは綺麗だけど錆っぽい物が外周に付着
している。
上から垂れたのかと思って上部もめくって見るが、特に
錆らしき跡は見当たらない。
ここは何回か拭き掃除しているので、その前に雨に濡れた
タイミングで錆汁がフォークブーツの裏側を伝って垂れた
んだと思う。
とにかく何とかしなきゃ。
ナイロンたわしの切れっ端と潤滑防水オイルスプレー。
これが今回のアイテム。
ナイロンたわしに吹いて錆汁部分をなでる。
アウターチューブの素材はアルミなので鉄錆では無い。
表面に付着しているだけだから軽く擦れば落ちる。
最後にウエスで錆汁混じりオイルを拭き取り。
これでひと安心だ。
ついでにオイルシールストッパーの様子を覗き込むと
まずい状態になりかけていた。
ピックツールでストッパーを外す。
ストッパーの表面が腐食しだしているのだ。
このストッパーの表面はメッキされているけれど、いつ
かは腐食してしまうので定期的に確認する必要がある。
放っておくと赤錆に変化し、その錆粉がフォークブーツ内
の空気のかく拌で舞ってオイルシールの隙間へ入って
密閉を損なう。
結果的にフォークオイル漏れになってしまうのだ。
YB/YBR純正のストッパーはメッキでは無くて黒染めだ。
黒染めの欠点は湿気や水分で簡単に錆てしまい、錆粉が
発生する。
だから早めに流用可能でメッキが優れているホンダのN
SR50/80用に交換していたのだ。
Fフォークの互換シールストッパー (リンク)
何と8年前から使っているので腐食が起きるわな。w
防錆オイルとナイロンたわしで磨いて表面を綺麗にする。
メッキをはがしたく無いから紙やすりやスチールウール
は使わない。
最後にシュッとオイルをひと吹きして防錆油膜を作る。
シールストッパーを元の位置に装着する。
非分解で付け外しできるので整備防錆は簡単だ。
最後にインナーチューブをオイル付きウエスで磨く。
塩分を含む手の汗を拭き取るのだ。
こんな感じで8年間放置していたシールストッパーを
真面目に防錆処理してみた。
真っ赤に錆びていたらオイルシール周辺の掃除とシールス
トッパーを新品に交換するのが適切だろう。
錆粉が原因でフォークオイルが漏れてフォーク分解整備を
する手間とお金よりも遥かに安くて早くて楽なのだ。
皆さまも一度この部分を目視確認してみてくだされ。