毎年冬になって気温が下がる時期にYB号のバッテリーの
水位点検と保守充電を行っている。
これがかなり効果的で既に5年間使った中国製バッテリーだ
けれど今でも元気だ。
車体からバッテリーを下ろして電圧を測定する。
買い物から帰った直後だから走行充電のおかげで見かけ
上は正常範囲内の12.8Vだ。
早速多機能充電器の「リペア充電モード」で充電開始。
リペアモードはパルス波形の充電により電極に付着した
硫酸鉛を分解するデサルファー動作なのだ。
長年使ったバッテリーの電極には硫酸鉛が付着して性能を
低下させてしまう。
この硫酸鉛を除去すれば、性能は回復するというお話。
一晩18時間充電したのでコンセントを抜いて充電器本体
の電圧測定機能を表示させてみた。
バッテリーの電圧が12.8Vから13.8Vへ上昇したよ。
充電直後なので若干端子電圧は高い。
落ち着かせるために自然放電で30分くらい放置してから
端子電圧を再度測定してみる。
約13.5Vになったよ。
本当はバッテリー専用テスターで始動性能CCA(コールド
クランキング電流)を計るのが最良だけど、持っていない
から電子回路テスターで無負荷電圧を測定した結果だ。
冬の短時間走行充電だけでは満充電になりにくく、劣化し
たバッテリーだと突然セルモーターが回らなくなることも
起きる。
良くあるツーリング当日の寒い朝に、バッテリーあがりが
発覚して計画が終わってしまうアレだ。w
俺のYB号はヘッドライト球を純正35/35wから60/55wに
増強しているので、昼間点灯走行すると信号待ちでバッ
テリー消費が多くなって過放電ぎみになるのだ。
しかも冬季は運用時間が短いために満充電になりにくい。
そこで毎年初冬に保守充電を行ってバッテリーをお腹い
っぱいにさせている。
この効果なのか5年経った今でもバッテリーを次の物に
交換しなくて済んでいる。
今回久しぶりに保守充電を行ったおかげか、車体に搭載
直後の始動は「キュルボン!」の短時間一発始動になった。
皆さんも充電器を持っているなら通常充電でもかまわない
ので今夜あたりに液面確認後、早速充電してみてはいかが
でしょうか?
以上、開放型バッテリーの水位点検・補水と保守用パル
ス充電効果のお話でした。