山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

安和岳攻略戦

2013-12-28 14:08:17 | 修行・訓練
【安和岳】
標高 :432m
メンバー :2人
天気 :曇り時々晴れ時々雨 強風
駐車場/登山口:勝山公民館(P)→三角山→安和岳 ピストン

これこそ今年最後の登山、元カノと安和岳に登ってきました。
沖縄と言えどもこの日は寒くて気温は13℃くらいでした。


朝ご飯を掻き込んで、 
※この他A&Wのスーパーフライやオニオンリング等もガッツリ食べてます。


この日の愛車はシエンタ号。何故か初心者マークが貼ってあります…。
いつもの勝山公民館に、ひと声かけて車を停めさせてもらい、


向かって左のピークが三角山、写真中央のピークが今回の目標である安和岳になります。

まあ言っても軽い登山なので、
準備運動もせずにのんびりとスタート!

土の色とか植物とか沖縄っぽくて大好きな風景です。
こういった原風景を見ると、残念ながらというか忌々しい沖縄戦時分の風景を想像してしまいます。


この辺はヤギが多くて結構臭いです。
※もちろん食用。


いよいよ登山口にやってきました。
途中までの行程は嘉津宇岳攻略戦と同じで二度目になるので、この辺は庭みたいなもんです。


しばらくはシークワサー畑の中を緩い傾斜にて上って行きます。


自生のパパイヤ。
これぞ亜熱帯沖縄です。
テンション上がり、実を触ってみたら
黒い足が異常に長い蜘蛛が居て軽く失禁してしまいました




やがて枯れ沢を上っていきます。ここの岩は濡れてるとかなり滑るので要注意です。


テープでしか分かりませんが、ここが分岐。
沢を直進すると、安和岳と嘉津宇岳の間をジャングル深く進軍することになりますが、前回あまりのジャングルぶりに懲りてるので今回は左の急登を上り三角山を目指しました。




洞窟を発見。

そのすぐ上に…

我が帝国陸軍の陣地跡がありました!
こんな山まで守備ご苦労さまであります


中を覗いてみたら…
意外に深っ!
広っ!
生暖かっ!
こわっ!!




頂上が近づいた雰囲気になり、視界が広がります。


三角山山頂。


スーパービューです


もう一つのピークから三角山に到着した元カノを撮影。
すごい険しいですよね(笑)。よくついてきてます。


結構な痩せ尾根。


目指す安和岳までの道がはっきりと見えます。
ここがミニアルプスと呼ばれる場所です。
この登山一番のハイライトです。


三角山から安和岳に向かう途中は、切り立った崖ですが、植物が生い茂ってる分尾根の細さや怖さは感じませんが、
植物の背丈が腰くらいになってきて若干ジャングルってきます。


と言ってるうちに背丈が肩くらいまで…。
アワワ…


ようやく安和岳山頂に
2時間半くらいかかったんじゃないかな?
天気は曇り時々晴れ、時々雨と誠変な感じでした。


安和岳頂上から望む八重岳。


三角山方面の海を望む。


嘉津宇岳をアップで撮ってみました。よく見ると頂上のポールが見えます。


風速20mです
ハッキリ言うと。


この木、迷彩具合がカッコ良いです。


三角山への痩せ尾根を歩く元カノ。
高度感すごいですよね。
安和岳よりも三角山の方がビューがスゴイです。

で、同じコースで下山しました。


よく見るとシークワサーだらけです。
さすが勝山地区ですね。

往復で4時間半くらいかかったのかな。
ふくらはぎが鳥のササミくらいしかない、普段全く運動しない女性と行った訳ですから
標準よりだいぶ遅かったはずです。
何よりも年内最後の登山をケガなく無事に終われて良かったです。


総評です。
嘉津宇岳の時もたぶん同じこと言ってそうですが、
沖縄でこんなに本格的にガッツリと登山出来ること自体で感動します。
そして内地とは全く様相が違い、THE・亜熱帯のジャングルを進軍していく感動があります。
内地の山はこの時期虫の活動はほとんどないのですが、沖縄では蜘蛛の巣なんかはまだまだ健在ではありますが、
夏の時期に比べれば、この虫の生息状況も、そしてジャングルの植物の生い茂り方も全然マシですので
沖縄の登山は冬場に限りますね。
夏は地獄です。暑さと湿気、生い茂る地獄のジャングル、見渡す限りの虫虫虫(ヘビ、トカゲ、デカいコオロギ、アフリカマイマイ、蜘蛛etc…)。
そして出来れば年内に登りたかった、この安和岳に登頂できた達成感と満足感は言葉では言い表せません。

同じルートで古巣岳がまだ残っています。
そして八重岳、塩屋富士&ネクマチヂ岳、名護岳、与那覇岳、石川岳、円錐カルスト群…。
まだまだ登りたい山はたくさんあります!
また1月か2月に訪れます!!