山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

裏妙義山(丁須の頭)攻略戦

2015-04-15 19:24:24 | 修行・訓練
【裏妙義山(丁須の頭)】
標高 :1,057m
メンバー :2人
天気 :晴れ時々曇り
駐車場/登山口:裏妙義国民宿舎→丁須の頭→烏帽子岩→三方境→裏妙義国民宿舎

今日の天気予報はだいぶよろしくなく、また前々日&前日と丸2日たっぷりと降った影響もあり、中止かなと思いきや、大先輩から来た最終決断メールは『ニイタカヤマノボレ』(^◇^;)、THE・決行です(笑)。午前中は雨が降らないと言うんですが、朝までと午後から雨予報なんで、その間隙を縫っての曇り予報(6時間)で登山しようという帝国陸軍並みの作戦計画でした(人命第一ではない)。しかも鎖場のオンパレード、裏妙義でっせ(^◇^;)。岩場がツルツルちゃいますの?

朝起きたら東京は少し晴れ間も見える感じ、関越の途中では小雨、濃霧といろいろあり、現地の天気が全く読めず、運転して向かいながらも不安でした。
上信越道に入ると、濃霧が晴れてまさかの快晴に近い天気で、妙義山(表)の山容が見えた時は、嬉しさと興奮でトリハダモノでした!
約束の時間よりも1時間近く早いペースで着いてしまい、インター降りてファミマでいろはすとか買ってたら、大先輩も1時間前行動で、バッタリお会いしました(笑)。お互い、日本人ですね(^◇^;)

ホント偶然(笑)。ファミマでバッタリ。あっ!おはようございます!です。

登山口となる、裏妙義国民宿舎まで大先輩の車について行きます(*^^*)

す、スゲー(^◇^;)、こんなに快晴の中、裏妙義に登れるのか?しかし何時間持つか分からないから、7時ちょいすぎに登山開始しました!

こっちは桜がまだ残ってて綺麗です。快晴×桜=テンションMAXです(*^^*)。



最初は少しだけ舗装道を歩きます。
でもね、空気は綺麗だし、鳥のさえずりとか、裏妙義サイコーって感じでした。



しばらくすると分岐が出てきて、丁須の頭を目指す登山道に入るために右に入り、山道を進みます。







このオジサン、還暦なのにペース早い(笑)。一切ハァハアしないし、20代の体力の持ち主です(^◇^;)

基本、沢沿いに登りますが、何度も沢を縫うように渡ります。直前までの雨で沢はかなり増水しています。

軽い鎖場は2人ともひょいひょいとクリアー。







結構早めのペースで黙々と登って行きます。



今日は最初から最後まで、後ろをついてったので、常に大先輩が写真に入ります(^◇^;)











ちょっと抜けた感あったので、この日初めての小休止。天気はサイコーで、気温も暖かく、2人とも汗だくです。

これから登る丁須の頭方面を望みます。

浅間山が綺麗です。浅間山は昨年この大先輩に連れて行ってもらいました。

鎖場多いですね(*^^*)




いよいよ丁須の頭目前です。



かなり高度感ある、丁須の頭の肩で小休止。到着は0945でしたので、1時間45分登ってきました。


妙義山(表)が見えます。

浅間山

鎖のない正面から登頂を試みるも、ちょっと滑ったら終わりなんで、止めておきました(^◇^;)

ここにオーバーハングした鎖が垂れ下がっていますが、挑戦はしませんでした。たった5mの鎖場を登ることが出来ないんです。
かなり怖いです。無理です。
滑落したら、群馬県民の税金で処理されることになりますから‥。

少し降りて下山ルートを進みます。



烏帽子岩が近づいてきました。

先ほど登った丁須の頭。特徴ある形ですよね。

細尾根を進みます。

で、来ました。ここが問題のチムニーです。
20mの崖をほぼ垂直に降りて行きます。



足場が濡れてて少し滑り、何度か腕力のみで宙づりになりました(笑)。

今降りてきたチムニーを下から撮影。いつものことながら写真だと全く伝わらないですね(^◇^;)

チムニー後もちょこちょこした鎖場は続きます。

今降りてきた鎖場。



















鎖場がすごい出て来ますが、難所はチムニーのみで、後は危険度や難易度は低いと思います。



小休止。今日の相棒はコロンビアのパッサデス25です。

ようやく三方境に登頂。天気の行方もあるし、そこそこの疲れも感じでいたので、裏妙義の最高ピーク、谷急山には向かわず、下山しました。



最後は樹林帯を30分くらい軽くアップダウンしながら国民宿舎を目指します。









曇ってきました。今登ってきた裏妙義山を望みます。

舗装道に出ました。もうゴール目前です。

川も綺麗でした。

滝もありました。

到着!1130頃だったかな。4時間半の登山でした。大先輩のペースは結構早めでしたので通常は5時間半~6時間くらいのコースだと思います。

総評です。
某信託銀行の登山家の方との登山は、昨年の浅間山に続いて二座目。場所もルートも全てお任せでしたが、裏妙義というチョイスが今の私にはピッタリでとても楽しみにしていました。
天候や岩場の濡れには不安がありましたが、いざ着いてみたらサイコーの快晴で、岩場の濡れても一部を除いてはほぼ問題なく登山出来ました。運もありましたが、決行の判断が吉と出て、結果素晴らしい経験が出来ました。
文中でも触れていますが、危険度高いのは20mの崖をほぼ垂直に降りるチムニーのみだと思いました。後は気を付けて進めば問題のない鎖場だと思います。
今度は谷急山のピークハントに来たいですね。
妙義山(表)の相馬岳のピークハントとパックで来ようかな。
アプローチもインターから近いから素晴らしいと言えます。妙義湖や登山口付近の川など、空気や雰囲気もとてもいいです。
故にまた来たくなる山ですね。
Mさん、ありがとうございました!!