山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

鳳凰三山攻略戦 2

2019-10-10 20:43:29 | 修行・訓練

地蔵岳目前にあるこの砂地帯、かなりの急登なのに深い砂だからめちゃくちゃ登り辛くて、足を取られ思うように進まないんです。
ハンバーガーヒルや…
スタートから4時間登り続けたあとのハンバーガーヒルですよ。これはキツい(笑)
意識を無にして、下半身の馬力だけで休まず登り続けました。止まると余計にキツくなりそうで。

振り返るとコレもんのビュー。

人生が問われてるんだと言い聞かせて、黙々と登っていきます。


何とか分岐らしき場所まで登って来ました。

オベリスクがハッキリ見えます。


オベリスク手前には地蔵が数体ありました。


オベリスクに登りながらこれから進む稜線を望む。遠く富士山が見えます。

半分くらい登ってきました。

裏手まで回り込み、あとは巨岩一つまできました。
が、装備もないし、登っても降りる時危ないので登頂は断念しました。1015地蔵岳登頂です。
スタートから何と4時間30分かかりました。








富士山まで丸見え。好天に感謝です。

下界まで丸見え。
この日の相棒はノースフェイスシングルショット。日帰りなので20リットルの軽装ですが、それでも水は5本詰め込んできててパンパンです。


美味い。

つづく

鳳凰三山攻略戦 1

2019-10-10 13:55:56 | 修行・訓練
【鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)】☆日本百名山
標高:2,764m ・2,840m・2,780m
メンバー :単独
天気 :晴れ
駐車場/登山口:青木鉱泉→ 鳳凰小屋→地蔵岳→赤抜沢ノ頭→観音岳→薬師岳→中道登山口→青木鉱泉 ※周回コース
標高差:約1,912m(累積標高差)
総歩行距離:約14.9km

昨年3、4回企図しましたが、都度天気予報が悪くて行けず、そのうち冬山になってしまいました。
つまり念願の鳳凰三山登山なのです。
まあ、山は逃げませんからいつ登ってもいいですよね。
青木鉱泉駐車場。750円。この日は2時30分起きで3時には家を出ました。

風情あるよねー。前から一度泊まってみたい宿です。


青木鉱泉からドンドコ沢登山道で登ります。
0545スタートです。

いきなり猿が何匹かいて、ドングリ落としてました。


入り口付近はモルタル法面工事中で、なんだか山深い自然豊かな場所なのに、嫌ーな雰囲気でした。




まずは樹林帯歩きです。








ドンドコ沢登山道は滝歩きです。
計4つの滝に癒されながら長くてキツい樹林帯歩きを頑張るコースです。
一つ目の南精進ノ滝。すごっと声が出るくらいの立派な滝ではあるので、行かれる際は是非経由コースで。


次は鳳凰ノ滝ですが、少し登山道から外れています。事前計画では体力温存でスルー予定も、現場に来ると道標に5分と書いてあるので、独眼鉄に「男とは何ぞや」と問われている気がして、滝に突入しました。


この道標ね。0.2km、5分だと。

河原に出て鳳凰ノ滝を撮影。
結構分かりづらくて、途中間違えて登ったりしちゃって、そこそこアップダウンもあって。結果往復20分が掛かって10分のタイムロスです。


鳳凰小屋までの道のりは思ってたよりも長くてキツかったです。


滝に寄った(軽く道迷い)タイムロスを取り戻すべくペースを少し上げたのがヤバかったです。
結構バテて来て、まだ全体の2割くらいしか来てないし核心部はまだ先にあるしと、まさかの前半でのバテが来たのには焦りました。
珍しく早め早めで小刻みなカロリー補給作戦に入りました。


白糸ノ滝。


足もダルビッシュだし、この日はどうも調子がイマニでしたね。
ご飯も全く食べずに登り始めてしまったからシャリバテもありました。
山では神のスニッカーズ。
糖分、塩分、カロリー補給に最適。

五色ノ滝。
もう近づいて撮る余裕もなしw
ここまで何と3時間10分掛かってます。
今日はバテが来てペースが遅いと言っても結構なコースです。スタートから地蔵岳までだとこの地点で65%くらいですよ。長い。


スニッカーズのおかげで体が嘘のように動いて来ました。いつものように力強く急登登りが出来るようになりました。




樹林帯を抜けて、地蔵岳が姿を現します。
その美しさに疲れも吹っ飛びテンションが上がります。

しかもここの区間は登りが緩くて、体力回復区間になります。

0930鳳凰小屋に到着しました。スタートから3時間45分です。


時間が読めないので小屋はスルーしました。


地蔵岳まで1km。1kmならもうすぐです。

体力がやや復活したのが救いです。
小屋→地蔵岳は急登区間です。






ドーンッ!!!

つづく