みなさん、おはようございます。週末、天気が悪くなりました。雨が降っていて外は何も見えません。もちろん桜島も。仕方がないですね。さて、「株式会社おおすみ観光未来会議」設立記念の大隅日記、今日、ご案内するのは特攻隊員の霊を慰撫する慰霊塔です。鹿屋の市街地の真ん中に海上自衛隊の鹿屋航空基地がありますが、太平洋戦争の末期、昭和20年2月から特攻作戦の基地として使用されました。戦時中に特攻隊員が一番多く出撃し、知覧の2倍も帰らぬ人が出ました。知覧の「知覧特攻平和会館」が有名ですが、鹿児島県にはあちこちに特攻基地があったのです。どこから飛び立っても行き先は戻れぬ南海の敵地です。無茶な戦争指導者のせいで若い貴重な命が多数失われたのです。慰霊塔には鹿屋基地から出撃し命を落とした特別攻撃隊員908名の御霊を祀る戦没者の名前が銘板に刻まれています。桜の咲く4月に慰霊祭が行われます。
-鹿屋市今坂町12560