地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

一粒の麦[国内初「卵子バンク」]

2013-01-15 09:01:01 | 今日の御言葉
よくよくあなたがたに言っておく。

一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。

しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。


『ヨハネによる福音書』 12章24節 口語訳


私たちのすることは
大海のたった一滴の水に
すぎないかもしれません。

でもその一滴の水が
あつまって
大海となるのです。



マザーテレサ『マザーテレサ愛の言葉』より




記者会見する「卵子提供登録支援団体」の岸本佐智子代表=14日午後、東京都千代田区


■国内初「卵子バンク」 不妊治療、提供者募集を開始

▼産経MSNニュース2013.1.15 07:03

 不妊治療専門医や卵巣機能が低下する患者の関係者らでつくる民間団体「卵子提供登録支援団体」(略称・OD-NET、事務局・神戸市、岸本佐智子代表)は14日、早発閉経など卵子がない患者向けに第三者から健康な卵子の提供を募る「卵子バンク」を目指した事業を始めると発表した。
 匿名で無償のボランティアを登録し、医学的な条件が合った患者に提供する。登録の受け付けは15日に開始。海外で日本人女性らから卵子提供してもらう団体はあるが、国内での提供を目指す団体は初という。提供者の安全性の確保や生まれる子供の権利などについて議論を呼びそうだ。
 今回募集する提供者は、子供がいる原則35歳未満の女性で、配偶者の同意が必要。排卵誘発剤などによる副作用が起きた場合の医療費は患者側が負担する。
 仙台市などの5つの民間不妊治療施設が卵子の採取や体外受精を担当。早発閉経や染色体異常のターナー症候群で卵子がないと診断された患者計20人を既に登録しており、当面、患者の新規募集はしない。
 同団体によると、早発閉経の女性は約100人に1人、ターナー症候群の女性は約2千人に1人で、これらのうち妊娠を希望する人は国内で数千人に上ると想定される。提供者の個人情報は患者に知らされることはない。


 ■一刻も早い法整備を
 日本生殖医学会倫理委員長の石原理・埼玉医大教授(産婦人科)の話「卵子提供を必要とする人がいることは間違いなく、日本人が海外渡航している事実がある。卵子提供の是非とは切り離し、既に精子や卵子の提供で生まれた子供の法的な地位を明確にするために、一刻も早い法整備をしてほしい。民間団体の枠組みで親子関係に関わることを進めて大丈夫なのか不安もある。卵子提供者を血縁関係がない人に広げるとの理念はよいが、実際に提供者がどのぐらい現れるか、機能するかは未知の部分がある」