昨今の情勢で引きこもりがちになり、模型が捗ります。
今回は2017年夏にKATOのレジェンドコレクションとして発売された東急7000系の加工です。
この製品は1970年代の日立車本線急行仕様での発売となりました。
しかし、個人的に7000系といえば太赤帯を巻いた東洋車の日比谷線直通仕様を思い浮かべていたので、
なんとか手を加えて思い描いた姿にしようというお話です。
編成は6+2の一般的な編成にしようかと思っていましたが、先頭車4両作るのは心が折れそうなので8両貫通の7029編成とすることに。
前面
一番目立つ違いとなるのが前面のライトケース形状になるかと思います。
ステンレス小判型のものは鉄道コレクションで製品化されていましたので顔はこちらを使うことに。
前面ガラスは鉄コレのままだと一回り小さく印象が異なるので、拡大してKATOのものを嵌め込み。
左がKATO、右が鉄コレで真ん中が今回組合せで作った前面
実車
顔の厚み・後退角→鉄コレ
前面ガラスサイズ→KATO
の良いとこ取り。
塗装とパーツ取り付けまで終わった状態。下記に使用パーツ・塗料をまとめておきます。
<パーツ・インレタ>
シールドビーム:BONA 私鉄用ヘッドライト薄型タイプ(P-207)
車番:トレジャータウン 東急(旧)6000/7000系標記(TTL803-10)
尾灯・標識灯レンズ:トレジャータウン 汎用角型ライトレンズ(TTP904-02A)
渡板:レールクラフト阿波座 近鉄先頭車前面パーツセット【2】(RCA-P028)
ワイパー:いろいろ製作所 WワイパーM(ISE010_2)
ドアインレタ:トレジャータウン ドア注意表示インレタ#7(長方形初期)(TTL087A)
シルバーシート:トレジャータウン 「シルバーシート」標記(国鉄)(TTL806-41)
乗務員ステップ・前面手すり:トレジャータウン 手すりセット(東急8500)(TTP213C)
前面ステップ:トレジャータウン 手すりセット(東急7200A)(TTP213A)
<塗料>
帯:Mr.カラーシャインレッド
車体:スーパーステンレス
窓枠:GM8番と14番を約3:1で混合
車体
車体はスーパーステンレス→窓枠で塗装
8両分の窓枠マスキングはなかなかしんどい作業です。
大変ですが、塗り分けると印象が変わって良いですね。
日比直の要である側面サボも量産していきます。
東急汎用シールに収録されているシールを0.1mmプラペーパーで立体化
取り付けたときに若干浮いたように見えるように車体との間にもう一枚プラペーパーを噛ませています。
室内
室内パーツも塗り分けを実施
塗料は適当に混合してしまったので記録がないです…
屋根
屋根上は日立車と東洋車で差異のある箇所になるので手をかけます。
パンタ舟体
2本ホーンでほぼ垂直に降りるタイプが既製品で見つかりませんでしたので3Dで
ヒューズ箱
こちらもKATOの屋根板に合うパーツがありませんので3Dで起こすことにしました。
DMMへ注文して1週間程で届きました。お値段は3000円弱。
塗装して取り付け。これで東洋車の屋根になりました。
床下
台車・床下機器はつや消し黒で塗装
完成
今回は顔の印象に重点を置いて手をかけてみました。
活躍期間の短かった太赤帯の日比直7000系ですが、やっぱりカッコいいですね。
KATOの製品化発表からずっと「やりたいなあ」と思っていたネタを仕上げられてこのGWに思い残すところは無いですな。