今日で10月終わり。そして今日は上弦の月。
沈んでゆく夕日と、昇っていく月が近くに見えたので
交互に眺めたりしました。
海も穏やかな波でした。
ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む、
ぎんぎんぎらぎら日が沈む~♪
沈んでゆく夕日と、昇っていく月が近くに見えたので
交互に眺めたりしました。
海も穏やかな波でした。
ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む、
ぎんぎんぎらぎら日が沈む~♪
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萩尾望都さんのエッセイ集「一瞬と永遠と」を読んでいます。
その中に「私は生き物。同じ生き物。」というエッセイが載っていて。
萩尾さんがアフリカで動物たちの食物連鎖や自然な姿を毎日見つづけていたら、
体の中のバネがゆっくりとほどけていった、というお話なのですが、
そのエッセイがとても胸に響きました。
スーッと静かに染みていくようで、読んでいて心が洗われるようでした。
最後の一文に涙がホロリ。
胸に響いた部分を抜粋。
わたしもまた、ヌーやガゼルやサイやライオンと同じ、生き物だった。
四十億年の地球の進化の中で、空と大地が生きることを許してくれた、
この地上に生まれた生き物だった。
都会では、デパートではお金がなきゃいけない。
学校では、頭が良くなきゃいけない。
セレブな場所ではセンスがよくなきゃ、いけない。
自分で自分を締め付けて生きている。
でも、アフリカに来て、動物を見る。毎日見る。
ホテルに泊まっていても、サファリーカーに乗ってはいても、
草原と風が、皮膚から身体に染みていく。
私は空。私は風。私は大地。私は生き物。同じ生き物。許された、生き物。
今日は日が暮れる前からクッキリ月が見えて綺麗でした。