空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

映画『ホワイト・プラネット』

2006-04-05 07:48:57 | (旧)雑記帳/写真展・講演会・イヴェント
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000KQFCNY&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=ACCCF5&bg1=ACCCF5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe>◆映画『ホワイト・プラネット』
 東北新社
 THE WHITE PLANET
 公式サイトで予告編や北極やそれらを取り巻く生態系や環境などについてのレクチャーを拝見することが出来ます。
 6月24日(土)より、VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズほか全国ロードショー(上映館の最新情報は…ちょっと裏技?^_^;ですが、こちらを参照)
 地球上のもうひとつの惑星、北極
 消滅の危機に瀕した氷の王国に生きる動物たちの
 命をかけたドラマが幕を開ける


 ヨーロッパ、ユーラシア、アメリカの3大陸を繋ぐ、海に浮かぶ氷の王国、北極。165万年前の氷に覆われた厳しい自然の中で多くの動物たちが生を営む、地球上のもうひとつの惑星。その北極が今、地球の変化により消えようとしている。毎日数千トンもの氷が海に沈み、70年以内に北極はなくなってしまうかもしれない。
 『ホワイト・プラネット』は消滅の危機に瀕した北極で、それでも懸命に命をつなごうと逞しく生きる動物たちの感動スペクタクルです。


 マイナス50℃での命をかけたホッキョクグマの子育て、神秘の牙でメスをめぐり闘うイッカク、繁殖地とエサを求め1000kmの危険な旅に挑むカリブー、氷河期の生き残りジャコウウシの壮絶な縄張り争い、生まれてわずか3週間で親から離れ、大洋に泳ぎ出る子アザラシ…。傷つき、壊れかけた氷の王国で、生きるために、消え行く世界に立ち向かう動物たちの勇気や希望、そして美しさを心に焼きつけてください。

監督・脚本:ティエリー・ラゴベール、ティエリー・ピアンタニダ
脚本:ティエリー・ピアンタニダ、ステファン・ミリエール
ナレーション:ジャン・ルイ・エティエンヌ
音楽:ブリュノ・クレ
製作:ステファン・ミリエール、ジャン・ラバディ、ジャン・ルミール
原題:La Plane`te Blanche/2006年/フランス・カナダ
配給:東北新社、コムストック オーガニゼーション
(公式サイトより)

 う~みゅ、これは引用ではなくコピペだわ。
 宣伝ということでお目こぼし頂けることを願います。(^^ゞ

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4840115486&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000ff&bc1=acccf5&bg1=acccf5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> 予告編で最初に出てくる氷河の崩落。
 その轟音にドキッ!
 続いて現れるイッカクやアザラシ、シロクマなどの映像にニンマリ。
 映画館の大きなスクリーンで見たら、迫力と可愛らしさは何倍でしょう!?
 いや何百倍、何千倍かも!

 以下、ネタバレなので、文字色を変えます。
 ホッキョクグマの巣穴の中は、どうやって撮影したのか。
 同じ個体は決まった巣穴で出産・子育てするのかも…。
 母グマは冬眠と言ってもトロトロとうたたねをしているような状態がずっと続き、春先の天気の良い日などは手足を伸ばしに巣穴からちょっとお散歩して、また戻る…なんていう個体もいるらしいと聞いたことがあります。
 危険が伴うのは言うまでもありませんが、巣穴が分かればファイバー・スコープ状のビデオカメラを入れて撮影、状況が許せばリモートコントロールでパンすることも可能かも…巣穴の中を照らす照明の感じから、そんなことを思いました。

 ベルーガの群れが海中を悠然と踊るように泳ぐシーンでは、おヘソがあるぅ~!♪と嬉しくなっちゃったり、水流でよじれて波打って動く身体を見ては自分のお腹を思わずつまんだり。(^_^;)
 大画面で映し出されたクリオネ…「ああ、食べるの?食べるのか?!」と捕食シーンを想像して息を呑みましたが、きっと意図的に入れられなかったのでしょうね。(一気に怪奇映画の様相?!*_*;)
 ジャコウウシの闘いで繰り返される頭突きの乾いた轟音は、何度聞いても吃驚。
 シロクマが雪洞に隠れているアザラシの赤ちゃんを仕留める時、その他の動物の絶命シーンで「うわぁ~」の声が漏れ聞こえて来ましたが、私はカリブーを見ながら「ジュルル~!旨そうっ!!」(^_^;)
 カリブーのシチュー、美味しいんです。
 シロイルカの脂肪はマクタックと言って多くのイヌイットやエスキモーの好物だし、アザラシも美味しいらしい。
 アラスカでは『ゲーム・ミート』などと称されることがありますが、『ワイルド・ミート』という言い方のほうが好きです。
 命の循環。
 キチンと頂くのであれば、それは残酷というのとは違うと思います。

 ホッキョクグマの母子を軸に…と言われているようですが、『ホワイト・プラネット』=冬の北極を描こうとする余り、殊にホッキョクグマに関しては、海氷が溶けてから次の氷までの時期、つまり夏をどう生き延びるのかが非常に大変なのに(海岸に打ち上げられているコンブを腹の足しにしたりする)、映像ではそこはスッポリと抜け落ちていました。
 一般的には北極圏=氷の世界で、一年中海も凍っているというイメージでしょうか?
 氷が溶ける時期が早まり、氷が張る時期が遅くなっている。
 それで獲物が得られずに餓死してしまうシロクマも増えているといいます。


 アラスカ好き、極地好きとしてはこれまでにも目にしている光景も多く、色々言いたくなる部分もあったりしましたが…。

 ナレーションは必要最小限。
 『今、あなたが見ているこの映像の光景は、近い将来になくなってしまうかも知れない
 何かを感じてどうしていくかは、個々に委ねるということで良いのかな。
 それでも、いくつものシーンを季節や時系列や時の流れを、無視とは言えないまでも妥当とは思えない繋ぎ方をしたり、敢えて説明的なシーンを除外したような…ある程度の基礎知識や想像力があればそれで充分なのかも知れませんが、「シロクマやタテゴトアザラシの赤ちゃんが可愛かったのぉ~!」で終始してしまったら、残念です。(>_<)

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000FOQGTU&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000ff&bc1=acccf5&bg1=acccf5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> それにしても、折角のライヴ音をかき消すBGM(音楽の好みや映像とのマッチ度については言及しませんが、とにかく音が大きすぎますっ!テイストとしては、イヌイットやエスキモーの伝統のリズムを元に作られたフュージョン系という感じでしょうか。)や、『ホワイト・プラネット』を少しでも体感させたいとばかりに冷え冷えで(空いていたせいもあるでしょう。でも、温暖化への警鐘を鳴らしている映画なのにね。^^;;)、冷房対策の上着を着てもガタガタ震えながらの鑑賞というのは辛いものが…。(T_T)
 余りの寒さに途中で席を立ってロビーやトイレに行かれた方が数名いらっしゃって、何度も気が散ってしまひました。
 フランス語のナレーションはほとんど分からないものの、知っている単語探しをしたり、以前見た同じくフランスのネイチャー・ドキュメント『雲~息子への手紙』を思い出したり…。


【関連記事】
 映画『ホワイト・プラネット』にご興味がおありの方に、是非こちらもお読み頂ければと思います。

アラスカの片隅で:シシュマレフ村


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0009MUDUG&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000ff&bc1=acccf5&bg1=acccf5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> 『ワタリドリ』『皇帝ペンギン』など、こういう映像はフランスが強いのか、たまたま続いただけでしょうか? 

▽『WATARIDORI』(ワタリドリ)
 監督:ジャック・ペラン
 2003年 フランス  

▽『皇帝ペンギン
 監督:リュック・ジャケ
 2005年 フランス

 個人的には、無理やり人間が吹き替えをせずに、生音&テロップで充分雄弁ではないかと思うのです。
 …とは言え、特に『皇帝ペンギン』は未見なので断言は出来ないのですが。(^_^;)


 実は…皆既日蝕やオーロラ・ウォッチングの現場で、不可思議な場面に遭遇したことがあるのです。

 月の影の中から黒い太陽を見上げている時。
 頭上から降る光の矢に遭遇した時。

 いずれも年配の女性が口にしたのだったと思います。(各々別の方です)
 「あら?おかしいわ…どうして聞こえてこないの?」
 そんな台詞でした。 
 何のことかと思ったら「あの音楽よ」と…。
 以前ご覧になった日蝕やオーロラの映像には綺麗なBGMが入っていたらしいのですが、現場ではそれが実際に聞こえてくるのだと勘違いされていた模様。
 まさか!?と思いましたが、あながちそうとも言えないらしい…。(*_*;)
 映像とBGMが非常にマッチしていたと言うべきか…功罪と言えるのかも知れません。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0002S0JVU&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000ff&bc1=acccf5&bg1=acccf5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> 『Deep Blue』はフランス作品ではありませんが、こちらもお勧め!
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の奏でる音楽をバックに、ゆったりと蒼い海原を泳ぐクジラや魚の群れを眺めたり、一緒に泳いでいるような感覚になれますよぉ!!
 蒼い星・地球を体感っ!


 このエントリーのカテゴリーに悩み、カリブーの移動が含まれていたりアラスカにも関係する内容…とも思いましたが、新たにイヴェント情報の項目を設けました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする