空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

谷角さんの写真展に行きました

2008-10-11 23:48:46 | (旧)雑記帳/写真展・講演会・イヴェント
symbol2 谷角 靖写真展『カナダ・オーロラの空』
 我が家から結構近いギャラリーで開催中の、カナダ・ホワイトホース在住の谷角さんのオーロラ写真展。
 11日のギャラリー・トークに行って来ました。



 「参加者は20人くらいかなぁ?」なんておっしゃっていましたが、とんでもない!蓋を開けたら、100名近い方がいらしたのではないでしょうか。ソファーやパイプ椅子では全然足りずに、立っていたり床に座ったり。なんと北海道や大阪からお越しの方、遠くはカナダ・ユーコン準州から参加された方もいらっしゃいました。
 こういう催しには年配の方の数が多いのが専らのような気がしますが、今回は若い女性がかなり目立ち、熱烈な谷角ファン(作品とご本人の?^^;;)の多さを物語ります。

 『オーロラ撮影秘話』というのがトークのタイトルだったのですが、話はあちこち脱線。(^^;;)
 広いギャラリー内をホワイトボードを移動させながら作品のエピソードを語られ、予定の1時間をオーバーして1時間半になりました。

 ギャラリー・トークの後には特製ポスターへのサイン会が開催され、長蛇の列。
 その後にも色々な質問を寄せられる方が沢山いらしたのですが、それが一段落した後で、結構長くお話しできました。
 気付いたらもうギャラリーを閉める時間で、3時間以上の滞在になりました。(^^;;)


 以前、このギャラリーで同じくオーロラ写真展を開催された友人や、このほどギャラリーをオープンされたまりりんさん(日記)にバッタリ、幼馴染のお母様もいらしたりと嬉しいサプライズが沢山でした。
 私は前夜に眠れず、徹夜明けのハイテンション・モードだったために、いつもよりも余計に喋りまくっていたような…。(^_^;;;)


 谷角さんはお忙しいようで、1ヶ月ほどの会期中に3回しか在廊されないのがちょっと残念。(今後はもう最終日のお昼頃のみになりました)
 春の銀座ミキモトの個展で拝見した作品も多いのですが、この春に撮影されたカナダ北極圏でのパノラマ新作が、特に美しい作品で印象に残りました。
 フィルム(35mmと645)とデジタルで撮影された作品の対比も出来ます。(但し、作品にはタイトルや撮影媒体などは付いていません。入口から向かって左側の壁面のガラス付きフレームに入っているシリーズはフィルムで撮影、パノラマの作品はデジタル、残りはフィルムをスキャンしてデジタル出力というのが基本…のようです。)

 横浜駅から相鉄線で25分ほど(+徒歩3分)と少々遠いのですが、広いギャラリーでゆったりオーロラの世界に浸れますよ!



 本オーロラ写真展は11月3日まで。
 翌日からは新宿のニコンサロンでアメリカ国立公園の写真展を開催と、大忙しの谷角さんです。

カサトチ・エフェクト

2008-10-05 04:14:58 | (旧)雑記帳/レンズの向こう側
 8月中旬くらいから10月にかけて、あなたは綺麗な朝焼けや夕焼けをご覧になりましたか?
 それは、カサトチ火山の影響だったかも知れません。
 手元の画像を見返してみませんか?




 8月7日にアリューシャン列島にあるカサトチ火山が噴火、大量の火山灰を噴出しました。
Active Aleutian Volcanoes: Okmok, Kasatochi
 (噴火の様子が良く分かる画像があります)
カサトチ火山の位置
アリューシャン列島の火山詳細 

 そして、火山灰がアラスカ州内や太平洋-北米の航空路に影響したために、ディレイや運休など航空網では大きな被害が出たそうです。
ナショナルジオグラフィックの記事
火山の爆発、私爆発・・屁も出ません・・
 @『青い空…よいもんです。』 2008年8月13日付
 

 多量の灰と亜硫酸ガスが成層圏中に放出されて、それらを含んだエアロゾルが世界中に流れた影響で、朝夕の焼けが綺麗に見られる可能性がありました。
8月12日の火山灰の広がり方
北半球の亜硫酸ガスの拡散の様子
 

 1991年、フィリピンのピナツゥボ火山の噴火を覚えていらっしゃる方もおいでだと思います。この火山噴火は20世紀最大と言われ、あの時には火山灰が世界中を漂い、不気味なまでの赤い朝焼けや夕焼けが見られました。
 今回も、同じ様な現象が期待出来たのです。
『アラスカ沖の島の火山噴火でオランダ上空に赤い霞』
 オランダ・ベルギーニュース ポートフォリオ 2008年8月19日付
『火山と夕焼け』
 東亜日報 2008年8月22日付


 日本では、このニュースはほとんど取り上げられませんでしたよね?
 私自身、ピナツゥボ火山の時の壮麗というか畏怖を感じるほどの朝焼けや夕焼けの印象が色濃いためか、今回の色付きもド派手なのではないか?と期待しすぎてしまって、毎日空を眺めてみても、その影響が把握出来ずに過ぎています。
 振り返れば、そうだったのかなぁ?という感じで。
(むしろ7月下旬くらいの夕景の方がド派手な色付きだったので…。^^;;) 

 確信は持てないものの、8月7日以降、これまでの朝焼け・夕焼けの画像をまとめてみました。影響はあったような、そうでもないような…。(^_^;)
 上記ページの末尾には、世界で観測されたカサトチ火山エフェクトによる綺麗な朝焼けや夕焼けへのリンクを載せました。

・8月31日@アラスカ州フェアバンクス
・9月5日@アラスカ州ノースポール
 ひどい構図…。(^^;;)
 雲の底が綺麗に染まっていたけれど、樹木と重なってしまいました。良い場所を探してウロウロしているうちに、あっと言う間に色が無くなってしまった…。(T_T)


symbol2 いしいさんが撮影された黄色→オレンジ→ラベンダーに変化した夕焼け@8月21日


東京発のブルトレ、来春全廃

2008-10-03 02:22:22 | (旧)雑記帳/レンズの向こう側
mobile @携帯カメラ含む

symbol2 ブルートレイン:東京駅発、来春全廃 夢乗せた半世紀
 毎日新聞 10月3日付

 鉄な人の間では随分前から言われてましたが、いよいよ正式決定(?)&発表ですか。(T_T)

 父の郷里が鹿児島なので、幼少の頃から様々なブルトレ(『はやぶさ』、『富士』、『あさかぜ』、『みずほ』、『さくら』、『なは』だったかと…)のお世話になってきました。



 東京発で唯一残っているブルトレの運行終了前に乗り収めしたいなぁと思っていたのですが、今春熊本で従兄弟の結婚式があったので、これはチャンス!とばかり『富士ぶさ』(富士+はやぶさ)に乗車しました。(帰りは飛行機)
 『富士+はやぶさ』は、東京~門司間を大分行きの『富士』(6両)と熊本行きの『はやぶさ』(6両)を一緒に繋げて運行しているので、ヘッドマークに両方の名前が入っているというものです。(上記画像)
 3月初めの木曜日だったのですがほぼ満席で、鉄な人もチラホラ、深夜の大阪まで結構乗ってくる人がいました。





 しかし、もはや展望車も食堂車も付いていない(食料・飲み物持参必須!!)、本当に寝るためだけの列車になってしまっていて、旅情は半分って感じで少々残念ではありました。
(食堂車の連結がないことをご存知なく乗車の高齢のご家族がいらして、検札に来た車掌さんに食って掛かっていました。翌朝の岩国までは車内販売もなく…どうされたのだろう?)



 旅情は薄れたとは言うものの、ガタンゴトン揺られて鉄路の子守唄を聞きながらの一晩は、幼い頃のことなどを思い出したりもして、なかなか良いものでした。
 それにしても、これまでは横浜~西鹿児島(現在は鹿児島中央駅)の24時間余りの乗車だったので、熊本までの乗車(横浜18:28発、熊本11:48着)は短かかったなぁ。

 とは言え、子どもの頃は寝台列車は遊園地みたいな感覚で、長時間の乗車も飽きませんでした。梯子を上ったり下りたり、上段のベッド(列車によって2段だったり3段だったり)は秘密基地みたいなものでしたから。(3段寝台の場合は、朝になると上段のベッドは畳まれてしまった筈。そうしないと頭がつかえてしまって、座れないので。)



 余談ながら、開放型B寝台は全席禁煙ですが、個室は喫煙可で、個室とは言え仕切りがあるという程度なので、煙は車両中を流れます。
 紫煙がモウモウと棚引いていて(向こうがかすむくらいというのは大げさかも知れないけれど…)、私は車両を通り抜けるだけでヘロヘロになりました。(T_T)





 なお、『富士ぶさ』はかなりの老朽化で機材も更新されておらず、車両もガタガタ、洗面所などもレトロな雰囲気が漂っており(懐かしの冷水機や紙コップには涙が出そうでした^^;;)、けなげに頑張っているなぁ~と思わざるを得ません。





 夏休みや週末などはかなりの混雑で、東京駅や横浜駅で子供たちを連れた一家などがワクワクして乗り込んでいく様子を見るのは微笑ましいものです。これから廃止までの約半年、乗り収めのお客さんで混むでしょうか?

 横浜-熊本23,830円。(乗車券14,380円、特急料金3,150円、寝台料金6,300円)
 割高感は否めないかも知れませんが、車窓の風景を見ながらゆっくり過ごす時間は、料金以上のものがあると思います。

 ツイン個室などがあれば、『北斗星』や『トワイライト・エクスプレス』のように人気が出たでしょうか?
 それとも、北海道には旅行目的で乗車する人が多いけれど、九州内のブルトレには、旅行よりもビジネスや所用などで乗車の人が多いのでしょうか??



 横浜駅発(18:28)はもう日暮れ後の時間になってしまったので、写真を撮るのは難しくなってしまいました。東京駅まで出かけてみる?(^_^;)
(でも、東京~門司まではヘッドマークは『富士+はやぶさ』。『はやぶさ』のテイルマークは、後ろに付いている『富士』の車両があるために、これも撮れません。;_;)


 門司~熊本間の先頭車は、写真のように"ブルートレイン"じゃないんですよね。(^^;;)
 …ということは、ブルーの先頭車の『はやぶさ』は、もう事実上撮影不可になってしまっていたということだったのですね。
 気付くのが遅すぎ…。(T_T)


symbol2 日本の夜行列車
symbol2 鉄道ピープル
symbol2 鉄道写真