アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

AGI Model511再見参なり~

2020年12月20日 19時44分12秒 | オーディオ

 

 

SAE2600と組むプリアンプをどうすべきかいろいろ思案するも妙案がなかなか浮かばない。であれば、Threshold SA/3との組み合わせで聴いていたAGI511であれば問題あるまい、と考えヤフオクでポチリ。筺体はかなりキレイながら、やはりRCA端子は少し緩く、トランジスタを左右2個替えたとの御託言ながら、コンデンサー交換や基板の半田修正は未着手。元から備わる立ち上がりの速さと、SNの良さは見て取れたのでまずは良し、とした。

SAE2600はリーケンジフラックスらしき唸りと、メーター類がチカチカと不安定な点滅。音もクリアーだけど、音に力感が薄くAmpzellaと同じ設計者とはとても思えない。やはりメンテナンスは必須の様だ。おまけに寝起きの悪いこと甚だしいアンプにて、3時間以上慣らしやっとまともな音になるから厄介。こちらもメンテナンス必須ですな。

 

あいにくYBN岡山も、オーディオ工房も2月まで修理受注残があり以降でないと、受付できず。やれやれ、コロナ禍の巣ごもり消費の一環がここにも影響しているのかな。?

素性自体悪くないのでじっくりお付き合いしますかね。


SAE2600見参

2020年12月12日 17時51分10秒 | オーディオ

断捨離するもそこはそれ、やはりプリメインアンプではいまひとつ寂しい。ONKYO Integra A-2001たしかに良いアンプではあるが、聴き込むとやはり日本のアンプらしくウエット。かつどうも中低域に引っ張られる傾向があり、抜けが悪い。やはりアメリカのスピーカー、ALTECには音色の相性が良くないなぁ、と感じていた。となれば、疼くオーディオの虫を鎮めるにはNew Faceに登場してもらうしかあるまい。(笑)

 

例によってヤフオクでSAE2600を入手。

もちろんパワーアンプだけでは聴けないのでプリアンプも合わせて落とす。AccuphaseのC-240である。15年ほど前友人から借用し暫くの間使っていた。その音色が耳に残っていたのだ。1978年発売のご老体ながら、今のAccuphaseにはない所謂Accuphase toneを奏でる代表的なアンプ。サウンドがたいへん魅力的なのだ。当時はとても高価(定価395,000円、今でも十分高いが。)で学生の身には高値の花だった。プリアンプとしては異例に重く18Kg。プッシュボタンが全面の採用された外観はたいへんユニークで、今でも画期的なデザインである。定かではないが、瀬川冬彦(高名なオーディオ評論家で本職は工業デザイナー。ビクターのプリアンプ7070は彼のデザイン)のデザインというのがもっぱらの噂だった。

がしかし、動作問題なしで購入するも左CHの出音が歪でいるではないか。!!

Phono経由でも同じく歪発生。残念。直して使う手もあるがメーカーサポートはとっくに終了。心当たりのメンテナンス専門業者に問い合わせるも納期2か月かつ費用も購入金額を大きく上回るものであえなく返品となった。

 

斯くなる上は奥の手。

CDPとパワーアンプ直結作戦である。送り出し側はあいにくボリュームはないが、受け側はATTあり。とはいえ、-24dbで鳴らすも減衰不足で煩い。爆音である。そこで登場するのが単体ボリューム。なぜか手元に。(笑)これでなんとかまともに聴けるようになった。

 

サウンドは意外の一言。

400W+400Wでボンジョルノの設計でからして、パワフルなものと考えていたが大外れ。実にクリアーで抜けが良い。しかも繊細。もちろん、カラッとしたアメリカンサウンドで抜けが素晴らしい。ただ締まり過ぎている感も無きにしも非ずでここはやはり、プリアンプを手当てしなくてはなるまい。もちろん、アメリカ製を。KrellかやはりAGIか。?Levinsonは合わないかも。?

 

 

 


DENON DCD αSA1見参

2020年09月22日 16時46分44秒 | オーディオ

 

SX-11を導入したものの、出音がアナログに大きく劣後。103+506/47+SP10MarkIIに到底かなわず。スッキリしすぎである。DENONの特徴である中域の厚みが後退、好みとはかけ離れたサウンドになってしまった。とはいえ、SA11を今更買い戻すのもおもしろくない。思いついたのがSA-1。旧機種とはいえ、かつてのフラッグシップ。旗艦である。幸い、お値段もずいぶんとこなれ、しかも玉数多く選択肢が豊富。

程度極上で元箱、説明書、リモコン付き(使わない主義だが)をゲット。

 

再生してビックリ。

出音がアナログと103とまんま一緒。分厚い中域がそっくり再現されるではないか。これには本当に驚いた。!!拙者のような103で育ったオーディオフリークに根強い人気がある訳が理解できた。なるほど、この音ならね。納得である。これでアナログと互角となった。一昨日到着連日10時間連続稼働したらあら不思議、620Bからの出音が、クリアーで聴きやすくなってきた。もちろん、SA-1効果ではなく、A-2001のエージングが進んだ証。迫力はあるものの、ボリュームを上げると煩く、音がやや団子ぎみで、被っていたのが見事に払拭。

 

それにしてもA-2001掘り出し物。

プリメインでこんな凄音を奏でるアンプはない。個人的には聴いたことがない。欲を言えば、音の抜け。さすがにこの辺は国産機では出ない。


A-2001見参

2020年09月13日 23時21分49秒 | オーディオ

思うところがあって断捨離。

AGI511とB-2Xを売り払った。次のステップへの雌伏である。とはいえ、音楽なしの生活には耐えられるわけがない。であれば選択肢はひとつ、プリメインアンプへの回帰である。まず頭に浮かんだのはA-10。もちろんIIIもしくはII。サンスイのAU-X111や1111も脳裏をよぎったがいかんせん、高騰しすぎ。メンテナンスなしのモノがとんでもない値段で取引されている。A-10は過去に、II、IIIとも使ったことがあり、最右翼ではあった。毎夜、ヤフオクやハイファイ堂、オーディオユニオンのサイトを徘徊すると、以前から気になっていたオンキョウのIntegraA-2001がハイファイ堂から出品されているではないか。!!迷わずリーチである。

本日到着。

プリメインアンプとしては異例の32Kgの重量。1987年の発売、バブル全盛時代即ちオーディオ黄金期の製品である。オンキョウはP-309&M-509の組み合わせで620Bを鳴らしていたことがあり、フルメンテナンス+インレット化仕様が醸し出す音は、素晴らしく今でも耳に残っている。

IntegraA-2001は映像入出端子や録再入出力端子を3系統装備、また当時流行だったDAコンバーター内臓し実に多機能なプリメインアンプである。もちろん、肝心なアンプ部分も手抜きなく、贅を尽くした作り。

音出ししてビックリ。!!

音の厚みがプリメインアンプではない。!!全帯域実がビッチリ詰まったSoundで620Bが嬉々と謳いだした。電源投入後1時間ほどで本領発揮、伸び伸びとかつ浸透力があり、何を聴いても楽器、Vocalの位置が明確。A-10問題にならずである。下手なセパレートを蹴散らす。


暑さ本番、A級アンプは辛いよ

2020年08月12日 18時32分34秒 | オーディオ

梅雨明けが遅かったせいか、暑さ本番半端なく、拙宅付近では気温を40度、拙宅室内気温38度オーバーととんでもない高温でヘロヘロ。暑さ上等、かくなる上はStonesでもガンガン鳴らし暑いの吹っ飛ばせ、とばがりにボリュームを上げると---。

可変バイアスのAB級パワーアンプにあらず、B-2Xは純A級アンプ。YAMAHA独自方式(無信号時の電力消費は、別のABクラスかBクラスのアンプに肩代わりさせておき、入力信号だけを低電圧で作動するA級アンプに扱わる方式)とはいえ、鳴らせば鳴らすほどにヒートアップするのである。かつて聴いたB-1ほどには熱くならないが、それでもSA/4に比べればアッチッチとは言わずとも、冷却は必須。小型のサーキュレーターは夏場の伴である。

エアコン嫌いな拙者も、なしでは身が持たぬ。(笑)

アンプ自身も人間様にも暑さ大敵である。


B-2X見参

2020年06月08日 00時41分19秒 | オーディオ








気が付けばまた更新サボりが1ヵ月となってしまった。このところ、オーディオネタばかりだが、今回はパワーアンプ。オーディバカの悲しい性あのアンプなら、どんな音を奏でるのだろうか、とついつい妄想してしまうのだ。(笑)一年ほどSA/3を愛用していたのだが、気になるアンプが。SANSUI、Luxman、Tecnics、DENON、Accuphase、Pioneerと80年代の名器を一通り試してきたが、まだ一度も聴いたことがないメーカーがあった。YAMAHAである。となると、思い浮かぶのはB-1、BX-1である。前者はさすがに程度の良いものがまず入手困難だし、後者も純A級消費電力、740Wに恐れをなしパス。残るはB-2、B-2X、B-5。B-2Xは以前ガ気になっていたので、試してみることに。

夕方到着し、3時間ほど音出し。
一聴してクリアーで端正。


詳細は後ほど。

DENON DCD SX11見参

2020年05月03日 22時11分06秒 | オーディオ




コロナ禍で在宅勤務や自粛を強いられ、憂さ晴らしについネットでポチリが常態化。極め付きがCDプレーヤーの交代となった。(笑)言い訳としては新しいメディアへの対応だ。パッケージメディアこそが音楽鑑賞の王道と考えるものの、そろそろハイレゾやPCオーディオにも備えようかな、というもの。音的にはDENONの伝統に乗っ取ったSA11には十分満足しなんの不満もなかった。音色的にはかくてのフラッグシップであるSA1に食指を大いに動かされた。お値段も十分こなれていたから。SX11は20年ぶりの新品購入。モデル末期のせいかかなりお得な値段とはいえ、SA1に比べればかなり高価。迷いはしたがCDプレーヤーだけは新しいものにメリットあり、と考えた。

火を入れて5時間。まだまだ音は固いが、縮こまっていた出音がグッと重心を下げかなりアナログライクなサウンドに変わってきた。SA11と一番の違いは分解能。細かい音をよく拾う。意外にボーカルがいい感じ。1週間ぐらい鳴らしこまないと、実力を発揮しないだろうから、これからが楽しみ。

SP-10IIA+407/23見参

2020年04月04日 22時36分15秒 | オーディオ




PL-70IIは哀れ一週間の齢となった。綺麗な筺体だったのだが、オートアームリフター機能が使えず(機能せず)返品となったのだ。幸いオーディオ専門業者で、1週間以内の不具合は返品に応じると明記されており、迅速な対応をして頂き、事なきを得た。アナログ再生は振出しに戻った。毎夜のヤフオク徘徊、ハイファィ堂やオーディオユニオンのサイトを見る日々を続けるうちに気になるブツを発見。オーディオユニオンの中古コーナーで、メンテナンス済みのSP-10IIA+SAEC407/23を見つけたのだ。しかも新宿支店。職場からほど近い。押っ取り刀で駆け付け、実物を見るにつけたしかに能書き通り筺体はしょぼい。ただし肝心のSP-10IIA自体はアルミの腐食もほぼなく、まずまずの状態。アームも多少くすんではいるものの、キズはなく堅牢な造りそのままの姿。惜しむらくは値段が高い。相場より安いとはいえ、PL-70IIの倍以上。懐の軽いアナログおやじは後ろ髪を引かれつつ、一旦諦めることに。

1週間後、なんとヤフオクに出品されているのを発見。
スタートは何と、18,182円。意味不明だがとにかく安い。まずは50,000円で札を入れ様子を見ることに。終了日になっても意外に金額が伸びない。ひょっとすると落とせるかもと、思っているうちにオークション終了。なんと133,100円(税込み)で落札である。店頭価格は税込み198,000円。あいにくUX-3(シェル)なしだが、問題なし。

コロナ騒動の影響で先週末到着のはずが本日到着。
佐川急便のお兄さんがふうふう言いながら玄関に運び込む。「重いっすねぇ。40Kgぐらいあるんですか。?」「いやそこまではないと思うよ。30Kgぐらいでじゃない。?」と会話。玄関から動かそうとしたら、たいへん。とても動かせる重さではなかった。やはり40Kgか。?無理をして腰を痛めたくないので、友人にSOS。夕方来訪、さっそく二人でセッティング開始。

音を出しで唖然。
GT-2000やPL-70IIでは聴こえない音が聞こえるではないか。!!というより、今まで聴いたことがない出音である。低音の締まりが格別でドラムのアタックがビシビシと迫り、tpやtsの分離、セパレーションが凄い。音の滲みがなく各楽器の音が鮮明で位置関係が明瞭この上なくなる。いやはや驚きだ。CDの音が平板に聴こえる。月並みな表現だがLPをとっかえひっかえ替えて聴きたくなる。CD優位からアナログ優位へ逆転である。

ポイントはDDの駆動方式ではなくトーンアーム。
過去DENONのDA-305やオーディオクラフトの3000MC、オーディオテクニカのAT-1503IVを使っていたがあいにくSAECとFRは我物としたことがなかった。今回のアナログプレーヤー選び、実は407/23が欲しかったのだ。もちろんSP-10IIAも一度聴いてみたかったのもあるのだが。ターンテーブルが瞬時に停止する様子はオーディオマニアなら思わずニンマリ。

暫くLP祭りが続きそうだ。

PL-70II見参

2020年03月15日 23時25分24秒 | オーディオ






久々の更新である。
GT-2000アームが今一つ気に入らず手放した。後継機種はいろいろ考えたが、原点回帰のPIONEERの製品をと考えた。19歳でコンポでオーディオ機器を揃えた時に買ったアナログプレーヤーが、PIONEERのXL1550。実に44年前である。(笑)当時としては普及機の価格帯でクオーツロックを搭載した初めてのアナログプレーヤーだった。オーディオを中断するまでは長らくマイクロのBL-91とオーディオテクニカのAT1503IVを愛用しており、当初BL-111を考えていたがいかんせんお値段が結構な金額になり、なかなか手がでない。PIONEERであればP-3がまず思い浮かぶが、こちらはBL-111の倍近いお値段でとてもじゃないが対象外。P-10も考えたがこちらは玉数が極端に少ない。

落ち着いたのがPL-70II。PIONEERブランドとしては最高機種で-P3、やP-10のKnow howがふんだんに盛り込まれ、金額もリーズナブルである。本日到着あいにくストレートアームが標準、103はなぜかつけ難く、エンパイヤでお茶を濁す。(笑)ダンピング用オイルが手元になく、本来の性能ではないがまずは出音を確認。103に比べると質がかなり落ちるものの、再生自体は問題なし。

本日はここまでですな。
いちいちカートリッジを都度交換するのは非現実的。S字アームが欲しいなぁ。

Shure V-15TypeIII VS DENON DL-103

2019年08月12日 23時44分26秒 | オーディオ




AU-340を設置、再びDL-103を聴けるようになった。TypeIIIと比べると随分と音が違う。前者がAccuphase的で後者がLuxman的ただしB-10、C-10の音、と例えられようか。?フラット傾向でそつなく聴かせるがどうもおもしろくないTypeIII、中高域にフォーカスした音作りでメリハリのある103と凡そ好対照である。本来逆の気もするがおもしろい。プリアンプがAGI model511の影響も多分あるだろう。中高域がより強調されて聴こえる。ちょっと煩いかな、とも思うがやはり長年耳に慣れた103は心地よい。TypeIIIも随分と聴き込んだが好みはTypeIVかな。行方不明でだが。(笑)

最近プリアンプの慣らし、ageingが効いてきたようで魅力的な音を奏でている。特に定位がセンターにピシャリと決まる。実はスピーカーケーブルを替えたのだが、電線信者ではない拙者も影響を無視できないことに、改めて気が付いた。もっともガラリと音が変わるわけではない。あくまでスパイス的な効果である。

AU340は誘導ハムに随分と悩まされた。どこに置いても盛大なノイズが発生し、置き場所に困った。あげくphoneケーブルにアース線をプリアンプのグランドに結線すると、余計ノイズが出る始末。AU340と511の間にアース線を結線することで問題解決。ピタリとノイズは止まった。アナログはおもしろいな。

DENON AU-340見参

2019年08月04日 00時50分18秒 | オーディオ








typeIIIではなく103で聴きたかったアナログ再生。511にはヘッドアンプが装備されておらず再生できるのカートリッジはMMのみ。であれば、ヘッドアンプかトランスが必要になる。前者はプリアンプとの音色の相性と満足のいく性能のモノが市場にはなく、必然的に後者となった。以前使っていてたDENONのAU-320をと思ったがいかんせん、程度の良いモノがなく、また高価。なんせ発売当時19,000円だっものが、ほとんど変わらない金額と流通しているのだ。これには驚いた。生産中止から20年は経過している。で、見つけたのが上級機のAU-340。ツインアープ対応である点と、より高級な線材と筺体の造りが売り。定価50,000円を35,000円で購入。ヤフオクではなく、オーディオ専門店からの購入である。

typeIIIと103の比較試聴機は後日アップします。
ご期待あれ。(笑)

慣らし完了

2019年07月15日 23時39分31秒 | オーディオ








10時間以上通電しっぱなし、レコード掛けっぱなしのAGI Model511。だいぶこなれた音になってきた。511Bに比べるとパワフルではあるが幾分粗く、重心が高い傾向だったがRCAケーブルを交換し落ち着いた。ケーブル信者ではないので基本カナレを使っているのだが、なぜか1組だけ高価な(といっても2万円程度)モノがあり、替えてみた。あ~ら不思議、音が締まって良い感じ。とりわけボーカルの口がギュッと小さく定位が俄然良くなった。

オーディオは不思議。ケーブル1本でこんなに音が変わる。

残念ながらアナログの出音が、やはりデジタルの出音に及ばず。ということで、トランス発注した。さて、どんな音に。今週末が待ち遠しい。

再び511見参。

2019年07月14日 13時49分38秒 | オーディオ





音色がたいへん好みで素晴らしい音質のAGI Model511、メンテナンスを施して使いたい、と考えていたのだがあいにくアナログブーム再来のようで、メンテナンス業者はどこも手一杯とのことで断念。受けてくれるところも、修理上り、早くても8月中旬過ぎとのこと。いっそLevinsonを、とも思案するもいかんせん高価だし音色が試聴したNoSL26は暗めで好みではない。幸いオークション出品者の方が買い戻してくれることになったので、迷わず同じModel511を落札。今度はオーディオ店である。当然年代物故保証はないが初期不良には対応して頂ける、とのことで迷わずポチリ。お昼前に到着現在、火入れの真最中である。


一点だけ危惧したのは、前任者がModel511Bに対し新人君がModel511つまり初期型であること。違いはオペアンプ。初期型がLM318またはLF357のようだが、511BはBurrBrownのOPA627らしい。?511BのBはこのBB製が由来とのこと。実はその昔BBに勤務していた。OPA627は高性能オペアンプ、ずいぶん売りました。(爆)TIに吸収される前なので値段は覚えていないが10,000円近くした記憶がある。まあ、そんなことはどうでもよい。

で、音の違いは。?
511Bより元気があり、闊達。音場が奥ではなく前に広がる傾向でボーカルが前へ。もちろんまだ火を入れて2時間程度なのでまだまだ評価はできないが、大旨そんな感じだ。不思議なのはこちらの方がRCA端子ガしっかりしていること。511Bは緩々だった。使用品頻度が少なかったのかな。?接触不良の心配は当面なし。しばらくノンメンテナンスでいけそうだ。(^^)

現在、アナログの出音よりデジタル出音が上回っている。暫くいや長年使っていなかったTYpeIIIでは勝ち目なし。?ここはやはり103で聴きたいところだが、あいにく511はMCには未対応。昇圧手段、511の個性を殺さないとなると、やはりトランスかな。?今度はトランス選びですな。

音質劣化はないはずだが---。

2019年07月07日 21時55分24秒 | オーディオ







壊れた511Bの代わりに急遽アッテネーターを導入。amazonで買ったのだが、単なるボリュームだから音質劣化はないはず、と踏んでいたのだが考え甘かった。明らかに511を経由した方が音質が上。一番の違いはレンジの狭さ。
もっと左右前後に音場が広がるのだ。躍動感も一歩、いや二歩後退である。所詮10,000円もしない安物致し方なしか。そういえば以前使っていたLuxmanのC-10はボリュームだけで100,000円と言われていたし、AccuphaseのC280も松下に特注した超高精度品。

ボリュームで音が替わる、と実感。

なんと511が使用不能に。!!

2019年07月07日 11時00分28秒 | オーディオ


快調に鳴っていたAGI 511Bなんとファンクションスイッチ(向かって左側のスイッチ)がすべて効かなくなった。つまりまったく音が出なくなったのだ。もし機構部品自体が壊れているなら、製造開始以来30年以上経過しているので、部品はなく代替え品の供給ももはや途絶え、廃棄するしかない。経年変化を考え、オーバーホールを兼ねて修理業者に打診したところ、結構な金額に。もっとも特定のスイッチだけでなく、全部のスイッチが使えないので、ひよっとして外れただけかもしれない。(楽観的な期待)スイッチを手で押し込んで押さえつければ、問題なく再生するので、アンプ本来の機能は生きているから、落胆することはないかもしれない。アンプ修理の達人曰く、「特定のスイッチを固定させることはできる。」、とご託言。

う~ん、悩ましい。音色は大変気に入っているので他のアンプは思いつかない。あるとすれば、Levinsonしかない。しかしお値段が---。(笑)懐の軽い身には厳しいなぁ。