今日は地元の川、霞川の浅瀬を耕した。奇異に思われるかもしれないがホントウの話。具体的には川の石をシャベルや、鍬でひっくり返す作業である。こうすることにより、より魚が集まりやすくなり、自然の生態系が活性化するのだ。いわば、川の里山化である。手つかずに自然は人間に厳しいのはもちろん、そこで暮らす生き物にも厳しい環境で、人間がひと手間加えることで、動物が暮らしやすくなり、生態系も豊かになるわけだ。
里山は我々が考える自然の原風景だが、しっかり人の手が入っていて人工的な自然でもある。川も同じような考えで問題ないはず、と河川の大家であり、(畑の、そしてNPOの師匠)が提唱し今回の試みとなった。
釣りの愛好家である地元のNPO法人バーブレスフック普及協会の方々と、所属する中間NPOまちづくりサポートネットの参加者を合わせ10名ほどで実施。川遊びは何年ぶりだろうか。土にまつわる生態圏に接して日々豊かさに驚かされているが、水の生態系も素晴らしい。鮠の子ども(名前失念)や、バスの一種やカルガモ親子までわずか1時間で目の当たりにした。