アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

吉祥寺ストリングス初見参、Vossa Nova(karen)&Arab(萩野仁子)Duo Live

2017年10月01日 23時42分40秒 | ライブ






先週9月28日の木曜日、クルマ仲間の友人を誘い遅まきながらのStrings初見参を果たした。

以前からのファンであるVossa Nova singer&guitarのkarenさんとudo奏者である萩野仁子さんのライブである。仕事が忙しく、なんとまさかの遅刻。開演に10分ほど遅れてしまった。新宿から吉祥寺までの距離をすっかり忘れていたこと、山手線の遅れも重なり大失態。

udoは楽器自体は知っていたし、古楽演奏「アラブ=アンダルシアの音楽」というレコードを持っているのだが、眼前で演奏を聴くのはもちろん初めてである。日本でのoud女性奏者はおそらく、萩野さんぐらいしかいないのでは。?音量が大きく、ビックリ。彼女の詳しい解説を聞き納得。楽器自体の筺体が大きいのだ。かつ厚みがギターの3倍いや4倍はあるだろうか。しかも11弦でフレットがない。萩野さんのvocalも声量があり、ダイナミックで素晴らしく、ウードに負けていない。
karenさんは典型的なVossa Novaのvocalでおよそ対照的な唄い方で、ささやくような可憐さが身上である。guitarとudoの対比もおもしろく、たいへん興味深かった。guitarの生演奏も単独で聴くと迫力があるのだが、残念ながらudoにはかなわない。音域、音量、立ち上がりの早さ、すべてだ。これは楽器そのものの構造的な違いで致し方ない。karenさんのguitarはエレキ、と言ってもさほど増幅はしていない。

交互に解説と演奏を交えながらの2部構成。あっという間に時間が経ってしまった。
個人的には2部の冒頭、karenさんが唄ったドルメが一番好き。難しい言語ながら、歌いこなしていた。アンコールの後にさらにスペシャルな演奏があり、楽しかった。karenさんのVossa Nova仲間のミュージシャン、ハーモニカのマツモニカさん、フルートの川満直哉さん、ボーカルの原かのこさんが飛び入りで演奏。川満さんが真横、50Cmのところででflを一所懸命吹く姿が微笑しかった。

曲目は以下の通り。(karenさんのサイトから借用)

1部
1: ビラズィ・アスカラ(荻野仁子)
2: 俺は園長 (荻野仁子)オリジナル
3: ワンノートサンバ(Karen)
4: イペーホーショ(Karen) オリジナル
5: ランマバーダ(duo)
6: 羽根 (duo) Karenオリジナル

2部
7: ドルメ(duo)
8:エンタ・オムリ(荻野仁子)
9: ナシ・パラ・バイラール(Karen)
10: ナシ・エン・アラモ(duo)
11: ズルーニー(duo)
12:ア・ハン〜ラモニ・リガロ・ミンニ(duo)

アンコール/ パウピッチ・インフェリス

素晴しい演奏と唄、そしておいしい料理にお酒、ありがとうございました。!!
やはりライブは良い。!!
大きなコンサート会場よりストリングスのような小さな、お酒を片手に聴けるライブスポットが好きである。
音楽に乾杯、人生に彩りを。