今宵ではなく、まだ今日の一枚は北村英治のSophisticated lady。録音は1978年8月。レーベルはユピテルレコード。このアルバム、まず驚くのが録音が素晴らしいこと。これには本当にビックリ。ここ1,2か月で聴いたLPの中ではぴか一。群を抜く素晴らしさである。あたかも2トラ38の生録の音を聴いているかのようだ、と言えばお分かり頂けるだろうか。要は生の音を録音したオープンリールテープの再生音である。CDやSACDがどんなに優秀でも所詮缶詰。生の食材ではない。すなわち、鮮度抜群、生き生きとした音のこと。初めて聴いた時は椅子から転が落ちそうになったほど、衝撃を受けた。あいにく手元にもはやオープンデッキはないが、ソフトだけはまだ残してある。いつかまた聴いてみたい、とそんな気にさせるアルバムである。
御大、北村英治はもちろん他のメンバーも実に楽しそうに演奏している。失礼ながら、vibの増田一郎とdrumsの須永ひろし以外存じ上げないPlayerだが、なかなかどうしてみんな上手い。特にpianoの秋満義孝が素晴らしい。日本のJAZZ Musicianのレベルの高さを改めてし知らされた思いだ。
冒頭に記したように、とにかく音が良い。SNが高くノイズレベルが異様に低く、レンジ広大。まさにテープサウンドの如くシャープで鮮明な音。これはもう満点でしょう。!!
Personnel
北村英治(cl)
増田一郎(vib)
秋満義孝(piano)
池沢行生(bass)
須永ひろし(drums)
side A
1.The world is waiting for the sunrise
2.Sophisticated lady
3.Sweet sue just you
4.Rosetta
5.Undecided
side B
1.Stompin' at the savoy
2.I want to be harry
3.Poor butterfly
4.Someone to watch over me
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