何でも欲しくなると、いてもたってもいられなる性分、今回の真空管アンプの音色に魅せられ、自宅のシステムにも導入したいなぁ、と考えた。
あいにく先立つものが、ない。(笑)
となれば、手っ取り早いのが現行機種との入れ替え。スピーカーさえ替えなければ、機器には拘らない。音には拘るけどね。
ExcluciveC-5(プリアンプ)とEsotericSA-60(SA/CDプレーヤー)をオークションで売却。まずまずの価格で落札され一安心。さっそく梱包して発送した。となると必然的にシステムはシンプルな構成に。
スピーカーには不変のALTEC620B、アンプはC-5とMZ-1の代打でパワーアンプ替わりに使っていたNECのA-10II、アナログプレーヤーはYAMAHAのGT2000。ソースはLPのみ。(笑)A-10IIを本来のプリメインアンプとして使うのだ。
これがなんと、驚くべき結果。
620Bが見事に唄いだしたのだ。信じられないほどに。音が厚く、いかにもバタ臭いALTEC Soundを奏でるではないか。!!いやはや、いったいこの3年何をやっていたのか。とにかく信じられない思いだ。5時間ほどレコードをかけまくった。JAZZそれも1960年代から70年代にかけての録音は、まさにドンピシャリ。実に気持ちが良い。音が眼前に溢れかえっている。
SA-60の出音が見事でGT2000が役不足に思え、LPは何を聴いてもおもしろくなかった.。まさかC-5のイコライザーよりA-10IIのイコライザーが優れているとは。?いや、どう考えてもコストの掛け方が違う。片や定価128,000円こなたは780,000円である。どう考えてもありえない結果だ。ひょっとするとプリパワー間のケーブルのせいかもしれない。故長岡氏(オーディオ評論家)曰く「ピンピンケーブルで同じアンプかと思うほど音が違う。」と評していたから。でも結局相性かもしれない。
M-4から始まりアムクロン、DENONのPOA-3000、TechnicsのA-3、日立のHMA-9500、ラックスのM-08、サンスイのB-2102、オンキョウのM-509そしてパイオニアのMZ-1のパワーアンプ軍。プリアンプは当初P-309だったが、以後C-5一本。いろいろ遍歴したけどまさかA-10IIに落ち着くとは。!!
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恥ずかしながらオーディオ歴43年にして音質=投資額ではない、と痛感。
オーディオは面白いね。
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