長らくサボっていたblog更新。
三月に新居が完成し、4月15日引越およそ2か月経過して「音」もかなり馴染んできたのでこれからガンガン更新しますぜ。(笑)
そもそも、何故「奏でる家」なのか。?家自体がオーディオに特化した、オーディオのための家だから。要は趣味に特化した家である。築55年経過した拙宅老朽化が目立ちそこかしこに傷みが目立ち、大雨が降ると雨漏りすらあった。
建替えにあたっては20年来の友人で建築家である小杉さんに依頼した。彼は「下馬の木造住宅」で数々の賞を受賞した、木造建築に造詣の深い建築家。秋田公立美術大学で教鞭をとり、かつ建築事務所コードアーキテクツを主宰。なにより同じAlfa Romeoフリークで現在も155V6を所有されている。拙者も155V6、164QV、156V6とAlfaV6エンジンに魅せられ続けている。
遮音性を考えコンクリート住宅も考えたが木の質感が好きなのであえて木造にした。
オーディオ第一のため、リニングルームのエアボリューム確保を第一に考え天井高4.2Mに。また定在波の発生を防ぐため、部屋のカタチ自体も変則的な5角形とした。遮音に苦労した。防音工事も考えたが専門業者に相談するも、坪単価80万円(ただし70dbの遮音性を実現)ながら拙宅は高い天井にて5割増しの120万円。広さは14.2畳これだけで800万オーバーとなってしまい建築費と合わせると、ボンビーな拙者の懐具合ではムリと判断。小杉さんといろいろ相談しながら、試作された模型をいくつか検討しながら現在のカタチに落ち着いた。
素晴らしいプランで、家の真中にオーディオルーム(兼リビング)周りに寝室、台所、洗面所を配する、という独創的アイデアである。
オーディオ側でも大きな決断をした。
ホーンシステムの導入である。床下にホーン長4Mのコンクリートホーンを設置した。システムの設計製作はエクスペリエンスの荒川さんに依頼。昨年彼のblogにアップされていた床下バックロードホーンの出音に驚き、是非とも導入したいと相談。620Bを愛用することを伝えると、旧宅で実施検証。音の好みを把握して頂き、システムに反映をお願いした。鮮度高く、レンジは広く、とはいえあまり広げすぎずJazz再生に最適な出音を、とまあ勝手なお願いである。しかも床下バックロードホーンの考案者(パテント所有者)で第一号(拙者は2番目)のオーナーであるIさん宅の音を聴きたい、という無理難題にも対応頂き、試聴も実現。レンジの広さに度肝を抜かれ、圧倒的な音質に脱帽した。
この項続く。
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