今宵の一枚は阿川泰子のSunglow。録音は1981年、レーベルはVictor。実はこのアルバムjazzとうよりはfusion、紹介するのを躊躇ったが、standardな曲ばかり唄っていた阿川泰子が初めてリリースしたfusionないやvosanovaなアルバム。彼女の新境地にて取り上げることにした。このアルバムbackのmusicianが豪華。松岡直也&wesingの面々である。御大松岡直也を筆頭に、村上秀一、中村裕二、土方隆行、和田アキラ、土岐英史、伊藤たけし、ベッカーの面々。非常にpopなノリが良い演奏で、アレンジも素晴らしく軽快な、耳に優しいSoundに仕上がっている。相変わらず舌足らずな阿川泰子、彼女もwesingの演奏に乗ってスイスイと熱くなることなく、軽やかにswing。しかし不思議なもので、Jazzもfusionも結局は阿川節になるからおもしろい。正直歌唱力は、笠井紀美子や中本マリと比較するにはかわいそうだが、なんせ美人。
なんとこのアルバム30万枚売れたそうな。Jazz(fusion) Vocalでは空前絶後、今ではこのセールスを抜くことは100%不可能である。
side A
1. SKINDO-LE-LE
2. CINEMA
3. PARDON MY ENGLISH
4. ISLAND BREEZE
side B
1.IN THE NAME OF LOVE
2. SHE ~ SENIOR DREAMS
3. THIS SIDE OF FOREVER
4. HERE AND NOW
5. SONG OF THE WAVES
(personnel)
Yasuko Agawa(vocal)
Naoya Matsuoka & We-Sing
Keybords : Naoya Matsuoka
Bass : Yuji Nakamura
Drums : Shuichi "Ponta" Murakami
Percussion : Pecker, Martin Wilwerber, Yoichi Mishima
Guitar : Akira Wada
Trumpet : Kazumi Takeda, Kenji Nakazawa,Kenji Yoshida
Trombone : Michio Kagiwada, Tadanori Konakawa
Sax : Hidefumi Toki, Takeshi Ito
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