断捨離するもそこはそれ、やはりプリメインアンプではいまひとつ寂しい。ONKYO Integra A-2001たしかに良いアンプではあるが、聴き込むとやはり日本のアンプらしくウエット。かつどうも中低域に引っ張られる傾向があり、抜けが悪い。やはりアメリカのスピーカー、ALTECには音色の相性が良くないなぁ、と感じていた。となれば、疼くオーディオの虫を鎮めるにはNew Faceに登場してもらうしかあるまい。(笑)
例によってヤフオクでSAE2600を入手。
もちろんパワーアンプだけでは聴けないのでプリアンプも合わせて落とす。AccuphaseのC-240である。15年ほど前友人から借用し暫くの間使っていた。その音色が耳に残っていたのだ。1978年発売のご老体ながら、今のAccuphaseにはない所謂Accuphase toneを奏でる代表的なアンプ。サウンドがたいへん魅力的なのだ。当時はとても高価(定価395,000円、今でも十分高いが。)で学生の身には高値の花だった。プリアンプとしては異例に重く18Kg。プッシュボタンが全面の採用された外観はたいへんユニークで、今でも画期的なデザインである。定かではないが、瀬川冬彦(高名なオーディオ評論家で本職は工業デザイナー。ビクターのプリアンプ7070は彼のデザイン)のデザインというのがもっぱらの噂だった。
がしかし、動作問題なしで購入するも左CHの出音が歪でいるではないか。!!
Phono経由でも同じく歪発生。残念。直して使う手もあるがメーカーサポートはとっくに終了。心当たりのメンテナンス専門業者に問い合わせるも納期2か月かつ費用も購入金額を大きく上回るものであえなく返品となった。
斯くなる上は奥の手。
CDPとパワーアンプ直結作戦である。送り出し側はあいにくボリュームはないが、受け側はATTあり。とはいえ、-24dbで鳴らすも減衰不足で煩い。爆音である。そこで登場するのが単体ボリューム。なぜか手元に。(笑)これでなんとかまともに聴けるようになった。
サウンドは意外の一言。
400W+400Wでボンジョルノの設計でからして、パワフルなものと考えていたが大外れ。実にクリアーで抜けが良い。しかも繊細。もちろん、カラッとしたアメリカンサウンドで抜けが素晴らしい。ただ締まり過ぎている感も無きにしも非ずでここはやはり、プリアンプを手当てしなくてはなるまい。もちろん、アメリカ製を。KrellかやはりAGIか。?Levinsonは合わないかも。?
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