今宵の一枚はMcCOY TYNERのLive at Newport。録音は1963年7月、レーベルはimpulse。ライブ盤でだが、音が良い。躍動感あふれる演奏の熱気を余すところなく捉えた素晴らしい録音である。こんな録音を聴いてしまうと、やはり50年代から60年代の「音」こそが一番と改めて感じる。McCOYといえば、コルトレーンのバンドに在籍していたことで有名である。彼の演奏は流麗ではあるけれど、Oscar Petersonのそれとは随分と違う。後者は余りに上手すぎてちょっと鼻につく感がなきにしもあらずだが、こちらはどこか人間臭さ、よりemotionalな味わいが感じられる。
MAcCOY以外のメンバーはご機嫌な演奏だがとりわけ、Clark Terryのtpが凄い。A面の冒頭のNewport ROMPのソロが圧巻。
personnel
McCOY Tyner(piano)
Bob Cranshaw(bass)
Mickey Roker(drums)
Clark Terry(tp)
Charlie Mariano(as)
side A
1.Newport Romp
2.My funny Valentine
3.All of you
side B
1.MonK's blues
2.Woody's you
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