気温が下がり
秋めいてきました。
今日も気持ちの良い
秋晴れの1日に
なりそうです。
✨✨✨✨✨✨
1914年、第1次世界大戦中
日本は4600人以上の
ドイツ兵俘虜を受け入れ、
324名が丸亀にある
本願寺別院に
収容されました。
当時の収容所の所長が
日本よりも文化の進んだ国
から学べるものを学ぼうと
色々な分野で彼らを
自由に活動させます。
ヴァィオリニストの
パウル・エンゲルは
すぐにアンサンブルを作り
3ヶ月後には演奏会を
開きます。
そして楽器の作り方から
演奏法を多くの日本人に
教えました。
又、生活に必要な
ケーキやパン
ソーセージ作りなどが
俘虜達によって指導
されました。
2年後に鳴門にできた
新しい収容所では
パン焼き小屋から
ケーキ屋、肉屋が作られ
レストランが開店します。
新しい収容所には
丸亀から来た
エンゲル楽団と
徳島から来た
ハンセンが率いる
徳島オーケストラが
ありました。
俘虜達への
温かいサポートに
感謝を込めて
エンゲルとハンセンは
オーケストラに合唱を加え
歴史に残る
べートーヴェンの
交響曲9番の
全楽章の演奏が行われ
日本初演となりました。
その年の12月に
ドイツは敗戦になり
俘虜達は
日本に留まるか
ドイツに帰るかの選択を
迫られますが
パン職人、
ハムやソーセージ
職人、ビール醸造技術者は
日本人で技術指導者として
働きはじめます。
子供の頃から
お馴染みの
フロインドリーブの
パンとクッキーです。
フロインドリーブは
敷島製粉所の
初代技師長で活躍後
日本人と結婚して
神戸でパン屋を
開店しました。
べートーヴェン
交響曲第9番
ベルリン・フィル
(3‘01‘‘)