maaat aqua blog

海水魚と珊瑚を飼育しています。

テトラ クールボックス CX-30の改造

2012-07-17 14:36:26 | aquarium


海水ミニ水槽を運営していた時に買ったテトラ クールボックス CX-30なんですが、海水ミニ水槽はこれで夏を乗り越えていました。
ペルチェ式のクーラーですが、当時でも1万以下で買えたので重宝しました。

ただ、廃熱は仕方ないにしても、結構五月蝿いんですよね~ファンの音が。。。

で、余ってるCPUクーラーSCYTHEのOROCHIを使って改造できないかやってみました。

分解して放熱部を見るとー



小振りのアルミヒートシンクに92mmファンという構成。
これでペルチェ自体の消費電力70Wと海水から移送される熱の合計を放熱するわけですからファンの回転数は高くならざるを得ません。


どうやってOROCHIを取り付けるか散々悩んだ挙句、Socket478のリテンションを加工して使うことに。



感じとしては良さそうです。。
Socket478のリテンションは4隅のネジ部の裏側が3.5mmほど出っ張ってるのでこれを削り取ります。
それから、リテンションの内側にぴったりサイズの2mm厚アルミ板を用意し、リテンションに嵌め込みます。

このアルミ板で元々のヒートシンクの代わりにペルチェを挟み込み、これに一旦熱を伝えるわけです。
CPUのヒートスプレッダーみたいなものですね。

アルミ板の固定は元々のネジ穴を使うんですが、元のヒートシンクではネジによる熱伝導を遮断するためにネジ頭部に絶縁体のブッシュが使われていました。
同じようにしたかったのですが、空間に余裕が無くOROCHIのベース部と干渉するので、絶縁体無しの皿ネジで行くことに・・・
皿ザグリが:浅かったのでネジの頭が少し出っ張り、結構ギリギリでした。。
この時点では、Socket478のリテンションは冷却BOXとアルミ板の間でグラグラしています。




後はCPUクーラーOROCHIをクリップで留めて、冷却部の組み立ては終了です。



クリップのテンションを掛けると、リテンションがアルミ板に引き寄せられるので、冷却BOXから1~2mmほど浮きますね。
OROCHIがかなり重量があり、ペルチェベース部にモーメント力が掛かりますので、この隙間はアルミのスペーサーで埋めて置きました。

コントロール基盤は、本来の位置がOROCHIに占領されましたので、ケースフロント内側にネジ2本で固定しました。

ファンは、余っていたアンテックの14cmファンです。
3段階の速度切り替えが付いているので様子を見て騒音と冷却のバランス調整が可能です。





ケースとOROCHIが干渉すると思いケース背面をカットしましたが、組み付けてみるとほとんど干渉しませんでしたorz
こんなに大きくカットする必要無かったな・・・w
ま、風の通りがよくなるから、いっか。。

まだ、水槽に接続してテストしてませんが、チラッと通電した感じは、かな~り静かでよいですね~
奥行きがかなり大きくなったのが難点ですけど・・・・

今のところ、薬浴など緊急避難的にしか使い道が無いのですが、そこまで面倒なことをするかどうかも疑問だったりw
またミニ水槽始めようか・・・・


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