まあ、エンドマークつけるまで安心はできませんが。
一応まともなものをお出しできそうで、ほっとしてます。
是非、お楽しみに♪
では、続きでーす。
2014年3月21日~ブログ直接投稿 「乱櫻鬼譚 ~ カミ咲けるヒト」その32
どこへ行く 雲が空から言った
ナヲキさんは 答えず歩いていった
雪が積もった公園に来た
緋い月が 雲と一緒に追いかけてきた
あの桜が 雪を跳ねのけ立っていた
<つづき>
緋い月光が 桜を照らした
増した熱気が吹きつけ 皮膚が痛い
恨みや怒りや恐怖の叫びが
返せと 世界にわめいていた
俺たちのいのちを 返してくれ
踏みつけにされた ただ使われた
あいつの 社会のいのちのために
ああああ・・・ 花たちは月に叫んでいた
俺たちを道具扱いする こんなとこから
抜け出して 俺が私が今度は奴らを
ナヲキさんは 桜を真っ直ぐ見つめた
手にした花びらを 胸に当て
少しの間 目を閉じる
甘い香り 暖かな優しい香り
だけど
ナヲキさんは 白い梅の花びらを
そぉっと 積る雪の上においた
それから
いま 行くよ
桜に向かって 歩き出した
月に向かって 叫んでいた桜の花たちは
近づくナヲキさんに おののいた
何をする気だ と花々はわめいた
俺たちを支配する気か 殺す気か
俺たちのいのちを 取り上げるのか
何もしないよ とナヲキさんは言った
おおでは・・・ と桜の花は歓喜した
我々を 救ってくれるのだな
この呪われた地で 生きる希望を
恵みを愛を 我らに与えてくれるのだな
<つづく>
人気ブログランキング ※本作品の内容・名称は全て個人の創作・フィクションであり、 実在の個人・法人・企業等とは、全く一切関係ありません。
一応まともなものをお出しできそうで、ほっとしてます。
是非、お楽しみに♪
では、続きでーす。
2014年3月21日~ブログ直接投稿 「乱櫻鬼譚 ~ カミ咲けるヒト」その32
どこへ行く 雲が空から言った
ナヲキさんは 答えず歩いていった
雪が積もった公園に来た
緋い月が 雲と一緒に追いかけてきた
あの桜が 雪を跳ねのけ立っていた
<つづき>
緋い月光が 桜を照らした
増した熱気が吹きつけ 皮膚が痛い
恨みや怒りや恐怖の叫びが
返せと 世界にわめいていた
俺たちのいのちを 返してくれ
踏みつけにされた ただ使われた
あいつの 社会のいのちのために
ああああ・・・ 花たちは月に叫んでいた
俺たちを道具扱いする こんなとこから
抜け出して 俺が私が今度は奴らを
ナヲキさんは 桜を真っ直ぐ見つめた
手にした花びらを 胸に当て
少しの間 目を閉じる
甘い香り 暖かな優しい香り
だけど
ナヲキさんは 白い梅の花びらを
そぉっと 積る雪の上においた
それから
いま 行くよ
桜に向かって 歩き出した
月に向かって 叫んでいた桜の花たちは
近づくナヲキさんに おののいた
何をする気だ と花々はわめいた
俺たちを支配する気か 殺す気か
俺たちのいのちを 取り上げるのか
何もしないよ とナヲキさんは言った
おおでは・・・ と桜の花は歓喜した
我々を 救ってくれるのだな
この呪われた地で 生きる希望を
恵みを愛を 我らに与えてくれるのだな
<つづく>
