スコッチ・ウィスキーの「CH」は読み方が難しいものが多く、
LOCHSIDEと書いて、ロッホサイドと読みます。
LOCHSIDE 1991 19y 50% 70cl Old Malt Cask by Douglas Laign
ちなみに、このLOCHSIDEのように、日本語で言う「は行」で
読むもの、「か行」で読むもの、まったく読まないもの等々、
覚えるしかないでしょう。
私は、ロッホサイドと聞くと、アイラ島ボウモア蒸溜所前にある
ホテル兼バーを思い出します。その名前のウィスキーがあると
聞いて、バーテンダーさんに出してもらってきて驚きました。
1992年の閉鎖蒸溜所だそうです。
そのときは、ローズバンクが飲みたい気分で、尋ねてみたら
以前飲んだギリシャ文字ラベルのもので、あれはちょっとアル
コールが強かったので、もっとメロウなでもオーヘントッシャン
ではないものが飲みたいとオーダーして出てきた一本でした。
調べてみたら、元々ビールの醸造所だったところだそうで、東
ハイランドの蒸溜所ですが、ある意味でハイランドらしくなく、
穏やかな風味とエステル香に守られた果実味豊かなスコット
ランドの丘陵をイメージするようなスケールの大きい、しかし
ながら芯の一本通ったフルボディの良酒でした。
市況をみると、閉鎖蒸溜所ということもあり、ローズバンク程
ではありませんが、供給が非常に限られているからか、一本
1万円は下らない値段になっていますけれども、その価値はある
だろうと思います。
ボトラーズを選べるような方におすすめの上級モルトです。
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