1日空いてしまいましたが、LOCHSIDEのお話。いよいよ本家で
ございます。
と、その前に、日本での外国ガイドブックの草分けである、
地球の歩き方は、国別あるいは地方別に世界中の国々のものが
できあがってシリーズになっていますが、UKについては、
アメリカのように広大な国土があるわけでもないのに、イギ
リスとスコットランドで分冊となっています。一等最初は
まさか、地球の歩き方はスコットランド派なのかと思ったり
しました(笑)。
さて、スコットランドと湖水地方だけで分冊ですので、中身は
小さな村までよく網羅されており、そのなかにはスコッチで
おなじみのモルト・ウィスキーについても特集されていたり
します。
その特集ときたら、タイトルが「シングルモルトウィスキーの
聖地を訪ねる。」という具合ですから、その内容は推して知る
べしでしょう。表紙の写真はモルトバーのカウンターです。
しかし、極東の島国から眺める極西の島国にある垂涎のモルト
バーは一帯何処なのだろう?と想像力を逞しくして訪れるのが
聖地巡礼の楽しみというものだろうと思いますが、その実そう
いうモルトバーは存在しません。
いえ、厳密に言えば存在しますが、バーではなくホテル併設
のレストランの一部なのです。その場所こそがLOCHSIDEホテル。
オーナー、ダフィーの店です。
おい、ボウモアのボトルを持たせてやる、と言って持たせて
くれた右側のオヤジがオーナーその人です。
面白いのは、地球の歩き方の表紙ページでもしっかりと客の
ようにして写っており、バーカウンターにいったときには
「お前、日本人だろ?この本知っているか?」というので、
ああ、知ってるよ、1冊持ってるよ。日本に置いてきた、
と言ったら、このバーがここだよと言って壁の裏側(笑)を
指差して笑う連中だったのです。
ロッホサイド・ホテルは、アイラ島ボウモア蒸溜所前で
今日も当地の酔っ払いがワイワイ飲んでいるでしょう。
感謝!