マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

Bowmore 1999

2014-02-14 11:06:45 | グルメ

同じくボウモアのシングルカスクです。あちらは1990年の
ヴィンテージでしたが、こちらは1999年のヴィンテージ
です。

1999年蒸溜で2011年瓶詰めの12年物。61.2%

bowmore1999.jpg

アルコールが強いせいではなく、熟成樽がバーボンだからだと
断言できます。これこそボウモアです。安心して飲める点は
信頼という言葉で評価すべきでしょう。

それは、例えば今回初めてアイラモルトを飲む人であっても、
長年ボウモアを飲んできて一家言ある人であっても、これを
飲めば「ボウモア」だなと思わずにはいられないからです。

そういった意味で、他の蒸溜所から独立した識別性を持ち合わ
せている点においてボウモアはブランドであり、そのブランドを
正規のボトルではなく、プライベートなボトルで感じるという
のは、この業界の不安定な側面を表しています。

しかれども、それを繰り返してきたのがモルトウィスキーの
業界であり、また飲み手の我々もそれに適応して今日まできた
事実があります。

仮に、ウィスキーを文化と捉えても商売と捉えても、人間が
飲んで消費される性質のものですから、やはり美味しいと
感じるボトルであってもらいたいというのは、ステーク
ホルダーなら誰でも感じることではないでしょうか。

ブランドありきではなく、品質ありき。そういうウィスキーで
あってほしいと思います。

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