今回のニューヨーク滞在で、
今はアツイ!?北京出身の ヴィンセント(ニックネーム♂)と ホワンニー(♀)に出会うことができた。
ワイナリー や ピクニック などなど色んなイベントで何かといつも一緒に行動していたのだけど、
歳も近いし、みんなとーっても面白いし、やっぱり同じアジア人として通じるものがあって、
すっかり仲良くなっちゃった!
そんな彼らと共に、以前、事務所の人が中華料理店に連れていってくれたのだけど、
ボソっと・・・ 「これはアメリカナイズされた料理で、本当の中華料理じゃない・・・」 と、
大きな声では言えないけど(笑)、不満を漏らしていた2人。
自分も、こっちに来てた頃は、思っていたなぁ。
今は「日本だって日本風になった海外の料理があるのと同じように・・・ここはアメリカなんだから」
と思えるようになったけど、やっぱり本当の日本食にありつけると嬉しい。
そんな彼らも同じように良いお店を見つけたらしく
「この前みたいなのじゃなくて、ちゃんとした中華料理が食べれるレストランが、すぐ近くにある。」
と言うのだ!
如意軒 というそのお店は、本当にホテルからは目と鼻の先!
何気に侮れない、このホテルのエリア。
外見は庶民的な感じだけど、店内はとっても綺麗でサッパリしてる。
さて。
「まずはビールでしょ。」ということで、お決まりの 青島ビール 。
うん!薄い!(笑)
メニューを見ると、中国語で書かれて、英語で説明書き。
なんとなーく分かる内容を見て、こんなのが美味しそう~!と、みんなでワイワイ。
でも、この2人のお陰で、何を頼んでも安心だ。
まずは、前菜4種類が一皿に盛られて登場。
奥から
蘇式燻魚 マスみたいな魚が燻製されてて、これは日本にもあるような味付け。
四喜烤麩 揚げグルテンとヒヨコ豆が、し~っかり煮込まれてる。
涼拌小黄瓜 キュウリのマリネで、あっさりお口直しに良い感じ。
そして、一番ツボにハマったのが、手前の 夫妻肺片 。
舌とトリップ(胃袋)がチリソースやビネガーで味付けされているのだけど、
いやー、久々の モツです!モツ!! 酒が進む進む!!
一方、これが一番苦手という、日本男性陣。おいおい、情けないなぁ~~。
(狂牛病・・・・ドキ・・・(汗))
麻婆豆腐 は、日本でもお馴染み。辛さは選べるみたいなのだけど、マイルドなのにしてくれた。
三杯鶏 は、骨付きじゅーしぃ鶏肉と生姜の蒸し焼き・・・
と書かれているけど、単なる蒸し焼きじゃなくて、甘辛ソースがしっかり絡んでる。
これは正確に言うと、中国じゃなくて台湾料理なんだとか?!
○香三素 は、最初の文字を忘れちゃった。
アスパラガス、茄子、サヤインゲンの3種類、ニンニク炒め。一番アッサリ。
さてさて。
どれも美味しい料理なのだけど、今回の話題のメインは他にある。
中国語で発音すると
ちんじゃぉろーすぅ と ちんじゃんろーすぅ
いつだったか、中華料理の話で盛り上がった時に、
「ちんじゃぉろーすぅ と ちんじゃんろーすぅ は全然違うよ!」 という2人に対し、
「どっちがどっちか、よーわからん!味は違うの?何が違うの??」 と混乱してた日本人の我々。
そんなワケで “じゃー、今日は、両方頼んでみよう!!” ということに。
左が 青椒肉絲(ちんじゃぉろーすぅ) で 右が 京醤肉絲(ちんじゃんろーすぅ)。
発音は似てても、漢字で書くと、こうも全然違うのだ。
実は 京醤肉絲 はメニューに載っていなかったんだけど、
そこは店員さんに“ごり押し”して、作ってもらっちゃうホワンニー、さすが(笑)。
さてさて、この2つ、何が一緒で何が違うかというと。
まず共通点の「ろーすぅ(肉絲)」は「肉の千切り」のこと。
【青椒肉絲】
日本でもお馴染みの 牛肉とピーマン(など緑野菜)の炒め物 である通り、
「ちんじゃぉ(青椒)」はピーマンのこと で、お肉は別に牛でも豚でも、何でも良いんだとか。
ま、メジャーなのは牛肉だそう。
【京醤肉絲】
漢字でみると難しいけど、なんのことはない、細切り豚肉の味噌炒め。
「ちんじゃん(京醤)」が味噌炒めのこと なんだとか。
普通は豚肉を使って、それに白髪ネギをあしらった、ちょっとコッテリ系の北京料理。
「これで違い分かってくれた??」と、2人も楽しそう♪
分かった分かった!ありがとーー!!
さらに、中華料理のアレコレを聞いてて 「小籠包って何料理??」
「それは上海料理だよー。」なんて話をしてたら、
またもや メニューに無いけど 一人一個作ってもらおうよ! とヴィンセント。
いえーい!また特別メニューだぁ♪
と笑いつつも、キッチンのシェフは、ご要望に応えて作っちゃうのが、さすが中華料理店。
こうして、お腹いーっぱいになるまで食べても、ちょっとずつお皿に残った料理たち。
そいえば、中国って全部さらえると「満たされない」って意味で失礼にあたるけど、ホント?と聞くと、
最近はそうでもないんだとか。特にこんな場合ではね♪ と。
というワケで。
「ほら、ヴィンセント、あんたのお腹は cean(大洋)でしょ。食べちゃいなさいよ。」
「ケンとユキは Sea(海)、食べて食べて。」
「Lake(湖)、まだ食べれるでしょ。」・・・って、私のことかい!(笑)
ホワンニーも、さらえるの手伝ってよ~~~。
なんて笑いながら、楽しい食卓を囲んだのでした。
ケンちゃん、Seaにしては嫌いなもの多すぎ♪
しかも、まき子さんがLake!?
日本語では「ザル」というのだと教えてあげれば?ほのぼのレイク♪ (笑)
ホワンニーって、どういう意味?
そりゃ~ウマがあうハズです。
中華料理、文字にするとすぐわかるけど、耳だけだと聞き間違えちゃうだろうな。発音難しいもんね。中国行った時、ビール頼むだけで苦労したっけ・・なんか別のものだと思われてたけど、なんだったんだろう?
何の事かと考えちゃいましたよ。
中華が世界三大料理なんてホントかウソかわからないけど、世界三大楽しい料理なのは確かですね。親しい人と大皿を囲むってそれだけでとっても楽しいです。で、美味しいなら最高。そんな時間の為に働いてるような気がします。
日本の鍋も世界三大楽しい料理にランクイン出来そうだし。
まき子さんのLakeは結構深そうですね。
いやいや胃袋ではありません。知識の"泉"の事ですよ。
ほんとーーー!私もその意見に大賛成です。
前菜のキュウリ以外のものには手をつけなかったし・・・。
もーーーーーせっかくなのに、勿体無い。
私は・・・アルこホールに関しては湖じゃ済まないかもしれませんが、
食は、ムリムリっすーーー。
そして、仰るとおり、ピーマンがね・・・筍がね・・・という感じではありましたが、
お肉が思いのほかに美味しくてびっくりでした。
ホワンニー、どういう意味だろう・・・。
漢字を見れば分かると思うんですが。。。
私の3つくらい年上で、
一児持ちなのに、旦那も子供も北京に置いて、
NYの大学でお勉強してる「ママ」とは言えないキャラです(笑)。
「こんなの出来ちゃったりします?!」とかいって
作ってもらっちゃうの好き~~(笑)。
そうか!そりゃウマがあうハズだ!!(ヤな客だな~)
中国語、ホントに発音は難しくて、
「ろーすぅ」は「ぅ」にイントーションを・・・ってキリがない。
上海に出張に行ったときは、現地コーディネータさんに
「すーしーすー」
「しーすー しー しーすー」
「すーしー しー すーしー」
っていう言葉を教えてもらったっけ。
「4は4 14は14 40は40」って意味らしい・・・。
(無知ですみません)
日本でも
「海外行って食に困ったら、とりあえず中華食べとけば無難」
なんて事をよく聞きますが、
きっとホントの中華料理を知ってる彼らからしたら「無礼な!」って思うんでしょうか。。。
でも、お皿をみんなで分け合って食べる中華スタイルは、
とーーっても好きです♪
bleu et rougeさんの言うように、
「世界三大楽しい料理」って言って良いと思います~。
日本の鍋も負けてられないですね(笑)。
Lakeな私の知識は・・・
周りのみんなのお陰です~。
なーんにも知らない無知な自分ですが、
知的な方が周囲にいるお陰で、それに刺激されています。
bleu et rougeさんの引き出しの多さにも、いつも感動してますよ~。
大きな星が付いた日本のビールに合いそうです。
そちらの中華屋さんでは紹興酒は手に入るのですか?あれって蒸留酒ですよね?
違ったっけ?
味噌炒めのコッテリ系で。
ビールは、大きな星の、さらに赤い星だたりしたら、とっても嬉しい(笑)。
ちなみに、こっちで中華やさんでお酒といったら、
紹興酒よりも
「マオタイ」っていうお酒を「飲め飲め」って言われました。
なんか紹興酒よりもきっつーーいお酒です。。。
ゲフゥ~