なんともすてきなここちよさ @ poco a poco（荻窪）

8月頭にOPENさせる前から、お店が出来るまでの色々を伺うことができて、

「開店で楽しみ♪　プレオープンの日から行くぞ！」

って思っていたのに・・・・
やれ出張だ～、やれ仕事だ～、と仕事の都合で、行きたい日が流れに流れてしまう始末（涙）。
だから、周囲の行ったみんなの話を聞いてると、行きたくてしょうがなくてウズウズうずうず。


でも！！
3週間後にして！
やっとやっとやっと！！

カンザワさんのお店 poco a poco に行けることに(>_<)！


場所が分かり辛いと聞いてたけど、友達と「この辺、曲がってみます？」　と
直感的に細い路地に入って左の建物を覘くと、ビンゴ！

この絵、間違いない、ココだー♪

どこに描かれているのかな～？って色々想像していたんだけど、“こんな所”だったんだ～。

建物のちょっと奥まった入口だし、通路には看板もないので、通り過ぎちゃう人も多いみたい。
ウチの第6感くんは、よく働くなぁ（笑）。


まず出迎えてくれたのは、“オーナー兼バイト”　という不思議な肩書きである（笑）、イタバシさん！
なんてステキなエプロン姿

そして、カウンターの中で、せっせとお料理の準備をしているカンザワさんも、
にっこり眩しい笑顔で迎えてくれる～

お店をOPENさせるまでとっても大変そうだったけど、元気そうで何よりです！


私たちが腰を落ち着けたのは、L字カウンターの奥。

8席のみの、と～～ってもこぢんまりした店内に、思わず眺め入ってしまう。

ペンキ塗りの話とかもあったけど、オフホワイトの調子でやんわりした雰囲気に整ってるし、
「ココ、ほんとに元はお寿司屋さん？！」　って思ってしまうような空間に大・変・身！！


元は小さな物入れだったであろう所には、本がいっぱい。

すんごい古そうなのもある～！
と言ったら　「この辺りは古本屋も多いから、そこから買ってきたものとかね～。」　と。
ココにある本は、お店で読んでも良いらしいのだけど、「持ち帰っちゃいけません（笑）」　


カウンターには、カンザワさんらしいランチョンマットが。

箸置きは、この日は　“像さん”　で～す。


涼しかった雨の日も終わって、ムシムシしてたので、まずはビールで！

おつまみは、枝豆 から。


黒板にメニューは書いてあるものの、
「すっごいテキトーでごめんね、あそこに書いてあるの、今日あるのもあれば無いのもあるの～。」と。
そのゆる～い感じがスキです（笑）。


ちなみに、お料理はカンザワさんに全てオマカセ♪
わ～い！オマカセって座ってるだけで美味しいのが出てくるので、大好き～。

でも、お酒は自分たちでチョイス。

最初は冷たいので ちえびじん 中取り純米酒　。

大分の地酒だけど、以前に飲んだ時も、「最初に飲むにはイイな。」　って思った記憶があって。
中取りにしては、飲み口がサラリ・・・と、喉を通る時も重くなく。


カワイイ5勺のグラスで飲んでいると、最初のプレートが出ました～！
上から時計回りに　ナスの芥子醤油　　焼きしそ巻き　　レンコンとじゃこのペペロンチーノ
筋子　　カツオのヅケ　　ほうれん草のごま和え

きゃー！いいっすねいいっすね
1人一皿だけど、ほんとにチョビっとずつ盛られていて、思いっきりツボを突かれちゃう。　

日本酒はお燗にして、
睡龍 青グルグル（純米酒）　や　昇龍蓬莱 や　酒屋八兵衛 あたりを、次々に。


って、飲んでばっかりで、友達も私もツマミが全然減らない。
この一皿で1時間くらい飲んでたんじゃなかろうか・・・？！

まだなくならないうちに、次のおつまみ　鯵の塩なめろう　を出してくれるのだけど、

「あ、まだおつまみあったね、急がなくても良かったネ。」　と。

い、、いやしかし、いい加減食べちゃわないと、せっかくのおつまみが干からびちゃう～(>_<)。
と、パクパク。
すると友達が　「あ”！もう平らげたの？！越された～！」・・・って。いやいや、そこ競うところじゃないですから（笑）。


鯵の塩なめろうもそうだけど、この　ウドのキンピラ　も、お酒のアテにぴったり！


アテが美味しいと、ほんとにお酒がすすむんです。
他にも、るみ子の酒　だったり　鯉川　を飲んだり。

しかし・・・飲むスピードが、たぶんココにいるお客さんの誰よりも早い我々だから、
イタバシさんは、絶えずお燗をつけてる状態に（汗）。
でも、手を動かしつつ、カウンターのみんなとの会話を盛り上げてくれる。

実はこの日、いつもblogを見ていて、いつか会ってみたいなぁと思ってる方と、カウンターでバッタリ！
カンザワさんが教えてくださらなかったら、お互い顔も知らなかったので、気付かなかったかも。
本当～にビックリしちゃった！！
いやーー、うれしかったなぁ♪


さてさて。
次のお酒は何にしよう・・・そろそろネタ？！が突き出した我々、イタバシさんにオススメを聞いてみると、
「んじゃ、どすこい！いってみようかぁ～！！」　と。

キター！　どすこい誉　！！
このコテコテな文字のラベル（笑）、なのに　るみ子の酒 を醸している　森喜酒造　さんが醸している。
（初めて見た時は、ついつい「生もとのどぶに新たな銘柄が？！」って思っちゃった）

このラベルのイラストや短冊の漫画を描いている尾瀬センセイの漫画に登場した「架空のお酒」を、
造ってしまおう、と。

お酒だけを飲んでいると、突出して何か美味しいものがあるワケではないのだけど、
おつまみと一緒に飲むと、その本領が200％くらい発揮！！

おつまみを引き立てる・・・んでもない、かといって自分（酒）が主張するんでもない・・・なんというか・・・
飲んでるのを忘れてしまうくらい、自然におつまみと味が合わさる。
そして、“ごっくん”　すると、すっ・・・とキレていく。

（ウダウダ薀蓄うるさいですね）
要は、すんごい美味しいってことです。

続いておつまみも、またちょこちょこ出してくれる。
これは　豚肉のみそ漬け　でいいのかなぁ？
　
メニュー名ちょっと自信ないですが、でも美味しいことにはカワリナイ！


薩摩美豚と大根と焼きネギの塩煮

豚はもちろん美味しいけど、その出汁がしみこんだネギと大根が、またウマ～ぁい。


キッシュは ベーコンと長ネギとしめじのキッシュ 。写真ボケチャッタ～(>_<)

ベーコンは、“ほにゃらら”（伏せちゃいました～（笑））　で、さすがウマイっす。
でも、こういうお店でキッシュって、なんか新鮮で嬉しいな。


この頃には、1合ずつお酒をちまちま頼むと、イタバシさんが大変・・・と思い、2合ずつに。
生もとのどぶ　あたりを、ぐびぐび～。


「あ！まっきー、そいえば　イカの肝ルイベ　って出したっけ？」　とカンザワさん。
え？！　ななななんて美味しそうな名前のツマミなんでしょ。　まだ食べてないで～す(>_<)！

というワケで。

ヤバーーイ！！！ウマーーーーイ！！！！！アリガトウゴザイマスーーー！！！
これでまた、どぶ2合追加するのも当然ですよねっ！


いやしかし。
こんな感じで、大好きな　“ちょびちょび”　で出してもらうものの、ゆっく～～～り食べてるから、
気付けばお腹いっぱいでしやわせ～～。　（飲んでるのは自然と出て行くのです）

でも・・・

そう・・・

忘れちゃいけないものが、もうヒトツ。

それは。
つもカレー研究してらっしゃる、カンザワさん仕込みの。






〆の大人の辛口チキンカレー


美味しいに決まってる！
でも、「カレーだけ食べても、お酒のつまみになってうまーい」　って事はよくあれど、
カンザワさんのカレって、カレー単独はもちろん、飯と交わることで、より旨みというか美味しさが増す感じ？！

まぜまぜして食べてると・・・

あの・・・

これだけで、また一升いけそう・・・デス。

自分にとっては　“〆”　っていうより、飲欲増進剤・・・ですよ～～～う（笑）。


もうまもなく　poco a poco の閉店時間じゃーん。
しかも、自分ももう帰らなきゃヤバイ時間じゃーん。
このカレーをアテに、あと一升なんて飲んでる時間ないじゃーん。

でも、
飲まないで、ひたすら食べても、本当においしい～んです。


ごちそうさまでした！

ただ料理がお酒が美味しいだけじゃない、いろ～～んなものが一緒くたになって、
ほんっとに、楽しい、心地よい空間。


ぐびぐび飲む我々のお燗をいっぱいつけてくださるだけじゃなく、
ユーモア溢れる会話でカウンターみんなをトリコ！なイタバシさん・・・・



料理やつまみを出すのに忙しいのに、
キッチンからいっぱいいっぱい楽しい会話をしてくれたカンザワさん・・・


お店を新たに構えて、本当に応援したいと思うのと同時に、
このお2人が活き活きしている姿に、なんとも・・・自分も元気を貰えました！


[ 小料理バル  poco a poco ]
杉並区天沼3-11-3　モアビル102
03-3391-3150
定休日：基本は月火
※お店に行く前にできれば電話すると良いと思います。