月（千駄木） で English lesson

たった一年しかアメリカに居なかったけど、
その間に、ちょびっとでも身に付いた英話力、せっかくだから衰えさせたくないなぁ・・・

と、ちょうど思っていたとき。

"居酒屋カウンターで最初の２０分間だけ日本語を一切しゃべらず、英語だけで過ごす"
という即席・家庭教師をやって！と言う飲み友達が。

わぁ！それイイですね！！

私に“家庭教師”なんてできる英語力があるかどうかは別として（汗）、
少しでも英語を話せる環境が欲しかったのだ。

リスニングだったらいくらでもiPodでできるけど、“話すこと”、“コミュニケーションを取ること”って、
お金を払ってスクールに行かないと、なかなかできないんだもの。


そんな友達の選んだ最初のカウンターは、「大のお気に入り」という　月　。

最初に行ったのは、まだ湯島に在ったころだったなぁ。
その後上野へ、さらにアメリカ滞在中に今度は千駄木移ったと聞いた時は、びっくりしたっけ。

駅からごく近いビルの地下１Fへ降りていくと、こんなエントランス。
なんか隠れ家みたい。

この日は、開店直後に突撃だったので、千駄木店初めての訪問になる自分に、
「お客さんが来る前までだからさ！店内探索してみなよ！」と友達。

店内に入ってすぐは、こんなカウンター。

「まだ片付いてなくてスミマセン～」と、店主のさつきさん。
いやいや、こちらこそ、早くに来ちゃってすみません（汗）。

カウンター上は2Fに上がれるし、奥も2Fに上がるとなんだか秘密の屋根裏部屋みたいな感じ。



さて。
ようやくカウンターに腰を落ち着けて、最初は　3種類の利き酒セット　をお願い。
　
すると、友達と自分と、合計6種類ものお酒が、どど～ん！と。

さつきさんが「適当に選んじゃいました。」と出してくれるのだけど、
“お決まり3銘柄”　じゃなくて、こんな風に出してくれるのが嬉しい～。

自分のお猪口には　開春竜馬　鶴齢　たまか　、
友達のお猪口には　ん　ばくれん　貴　。

それぞれ飲んで「どれが好き？これが一番だよね？」なんて6種類も飲み比べができてしまう。
個人的には、冷たい状態だったら、鶴齢が一番好みだなぁ。

でも、さすがさつきさん、自分がお燗好きというのを知っていて選んだ銘柄だったんだろうな。
　
この後、3つの中から、開春竜馬　と　たまか　をお燗にしたくなってしまった。
どちらも　生もと　なのだけど、なんだか飲みやすいというか、生もとらしからぬ味わい？！

あまり温度を上げてはいけないタイプかなぁ、と温度計とにらめっこ。
徳利が錫製の湯燗徳利なので、すぐに温度が上がってしまう～。


さて。
お料理の方は、お通しには　馬肉燻製　に　焼鯖明太子　に　辛子蓮根　。
　
そして、しょっぱなから　カマンベール酒粕漬け　を。
ちょびっとしたおつまみだけど、これを齧ってるだけで、何杯でもいけそう。


そして、とーっても美味しかったのが 豆腐 。

黒・緑・白・黄（だったかな？）　の4種類あって、どれか一つを選んでも良いし、
我々は4種類の盛り合わせをいただく。
塩につけて食べると、まったりとした大豆の味わいがふんわり。


鯖へしこ　は、あまりしょっぱくなくて、食べやすいタイプ。



こんな酒肴をつまみつつ。
さてさて、どうなったのか？！即席英会話レッスン。


まず、私が英語を喋ろうとすると、
「ちょっと待って待って・・・心の準備が・・・ママ、助けて。」と、逃げ腰な友達。

前の威勢はどこへいったんだ～（笑）。
別に初対面のスクールの先生じゃないんだから、もっとリラックスして喋ろうよ～～。


でも、"自らを追い込むために、3つのルールを考えてきた！”　という。

ルール１：日本語を喋ったら罰ゲーム　→うんうん、基本です。
ルール２：20秒沈黙続いたら罰ゲーム　→圧倒的に自分有利だけど、いい心構えです。

が。

ルール３：制限時間20分が基本だけど、お客さんが入ってきたら終了 　→・・・はい？！


と言いたいことはあったけど、有無を言わさず「すたーとぉ！」と、一言目の英語を喋った瞬間、
“ガラガラ・・・”　“いらっしゃいませぇ～～”

その瞬間の、友達の幸せそうな 「あはは♪終了～～！」 という顔が忘れられません。。。


ダメジャン！！（笑）


でも、最後の塩むすびがとっても美味しかったから、大満足な夜なのでした～。



まぁ、なんやかんやと
「外人の女の子をナンパするには、どうやって声かけるの？」
なんて話を英語でできたりしたから、ヨカッタかな？！



[月]
東京都文京区千駄木3-36-11千駄木センチュリー21 B1F
03-6902-2798
17:30～25:00
定休日：月曜日
お店のHP