馬上酒造場大号令との出会い @ 日本酒せと果（神戸元町）

2023-01-17 10:40:19 | 日本酒を飲む @ 西日本

午前中の用事が、すごい早く終わった！
メンズはお昼までサッカーの試合に行ってるし、自由時間たっぷり。

よし！
用事のあった場所から一番近いあそこに行こう！

と向かったのは、土日祝は朝9時からやっている 日本酒せと果 さん。

“朝酒せと果” は何気に人気があるので、お店に向かう前に連絡はしてる。
席が空いていてラッキー。

お店に入ると「明けましておめでとうございます〜、今年もよろしくお願いしま〜す。」とお互い（笑）。

この日のおしながき。

相変わらず酒飲みのツボをつくおつまみがいっぱい♪
へぇ〜、ほたてと菊芋？！面白そう〜。

などなど、メニューを見ながら、お燗をお願いしようと思ってたら、たまたまお隣の方と同じタイミングで私もお店に入ったみたいで、お隣さんが「最初は飲みやすいので」と言ってたので、「私も同じものをお燗で一合」とお願い。

天穏生もと は常温でもお燗でもどちらでも美味しいし、最初に飲むのに、す〜っと体に入っていく、万能くん。

お猪口はこんなのを出してくれました！

熊がお猪口の中にいまーす（笑）。
1月、せと果さんの知り合いの作家 Yanme さんが動物モチーフの酒器をメインとした器展をやっているらしく、コラボイベントもちょこちょこやってるみたい。

お酒を入れると・・・

“熊がお風呂に入ってる〜” 状態（笑）。

メニューを見て初っ端から気になってた ほたてと菊芋辛子酢味噌 をお願い。

おいし〜！
・・・んだけど、菊芋？あれ？どこ？
辛子酢味噌に菊芋をすりおろして混ぜた…とか？

どういうレシピか聞いてみたら、せと果さん「え？・・・菊芋？！・・・菊芋・・・（メニュー見て）　あああ！　菊菜でしたー！！」と（笑）。

逆のお隣さんは既に食してたらしく「菊芋、入れ忘れたと思ってました」なーんて話もして、盛り上がっちゃうw。

「えーっと、こうやって書いたら、菜、になるかな」と、せと果さん、上書き。

「昨日は、なめたけ を まいたけって書いちゃってたんですよ〜〜」
っていう天然ボケなところ、すごい好きです（笑）。

2品目は、何にしようかすっごい迷ったんだけど、菜の花の白和え に。
この縦盛りは、何気にせと果さんのこだわりのような。
油揚げも入ってて、そのアクセントがいい。

飲みながらせと果さんとお話ししてたら「馬上（うまがみ）酒造 って知ってます？」と。

うまがみ…初めて聞く。

せと果さん曰く、広島の酒蔵さん。
でも、蔵元の後継者がおらず、造りを続けてきた馬上さんも高齢で、2020年に廃業を考えての休蔵に。

そこに現れたのが「酒造りをしたい」という熱心な村上さん。
なんと、広島の竹鶴酒造や滋賀の北島酒造で蔵人として働いてたんだそう。

わおー！
私の大好きなお酒たちだー！

村上さんはまだ若いし妻子もいるのに廃業を考えている蔵に入れるのは申し訳ない、って気持ちで最初は馬上さんは断ったみたいだけど、それでも村上さんは諦めずに申し出を続けて、とうとう杜氏に。

そんな背景を、私もよく知るいろんな酒屋さん、飲食店さんがすっごい応援しているんだそう。
馬上酒造さんの日本酒の銘柄は「大号令」。
知らなかったなぁ〜。

という話をしたということは、せと果さんにもある？

ありましたー！
また一合、お燗つけてもらいまーす♪

大號令　八反錦純米無濾過生原酒

飲んでみると、うんうん、竹鶴を思わせるような酸味のある味わい！
酸味と言っても「酸っぱい」んではなくて、お米の味わい深く旨味があって、かつ良いキレあり。
お燗にピッタリ。
いいなぁ、こういうお酒、大好きです。
せと果さんのおかげで、またステキなお酒に出会えました😊

いろいろお話しして、ゆっくり飲んで食べてたら昼前まであっという間。
そろそろ帰ってメンズの昼ごはんを用意しなきゃな、ということでお暇したけど、せと果さんが「手に入ったのですよ！！」と喜んでいた天穏SAGA（サーガ、佐賀ではないです）に辿り着けなかったので、近いうちにまた行かねば！