新大阪駅っていうと、私の中では「新幹線で出張」しか思いつかない(笑)。
しかも新大阪駅からは、JRに乗り換えるか御堂筋線に乗り換えるか、ってくらいしか使ったことがないんじゃなかろうか。
神戸に引っ越しても、新大阪にはあまり用はないし・・・。
でも、そんな新大阪駅のすぐ近くに、気になるお店がある。
新大阪昼飲み酒場 SAKE ヤシマ さん。
女将さんが切り盛りしている日本酒の美味しいお店、って以前から聞いてはいたんだけど、なかなか行く機会がなく…
そんな時、ヤシマさんで開催する イタリアンシェフの創作料理 × ヤシマの日本酒コラボ というイベントが耳に入りまして。
大阪の心強い先輩も行くというので、ご一緒させてくださーい!
いやー、新大阪駅をJRから降りたことが初めてで、駅から外に出るまで「ほんとにこっちで良いのか?!」と思いつつ第六感を頼って(笑)、無事にお店に到着。
立て看板がなんともステキ。
店名のサブタイトルが「昼呑み酒場」だったり、「体に優しい手作りランチと昼呑みできる日本酒専門店」だったり、「60ml〜熱燗OK」だったり。
しかも定休日以外、毎日お昼から営業してらっしゃるではないですか😳
中に入ると、とってもこぢんまりとした好みな空間♪
6隻だけのカウンターのすぐ向こうが厨房で、お店の方とも近いのがイイな。
少し遅れて到着しちゃったんだけど、女将さんには事前に「初めて伺うので、先輩と席が近いと嬉しいです」と言付けていたので、隣同士カウンターに並べました♪
ありがとうございます^^
ちなみに、口コミなどなどをみると、女将さんの料理がとにかく美味しい と評判なのだけど、この日は女将さんはカウンターの外でお酒を振る舞う役割。
キッチンの中では、今回、料理を振舞ってくれるイタリアンシェフが忙しそうに仕事してる。
女将さん曰く、シェフとは仲良し仲間で「いつかコラボしよう!」ってずっと言ってたんだそう。
コロナでなかなかできなかったけど、今回は、ようやく実現できた!というワケなんですね。
なので、シェフの出すイタリアンに合わせて、ヤシマさんがチョイスした日本酒を出す、というマリアージュが楽しめる。
ちなみに、パーティションに貼られている通常メニューを眺めると、なんともそそられる日本酒ばかり
ていうか、ほぼ全部、お燗で美味しいお酒だ。
気になるランチタイムの料理も、定食からアテまでいろいろ。
スパイスカレー ってのが気になるー!
これ絶対、お燗が美味しく飲めるやつー!
さてさて。
コラボの最初は、鰹のたたき & 文佳人 riseur(リズール) 。
もちろんただの鰹たたきではありません。
ガーリックとオリーブオイルの良い香りに、ゴロゴロとアボカドやトマトなどなどが入ったソースが絡んでるのと、鰹は 燻製 されてるー!
良い〜〜〜香りになんともお酒がススム。
文佳人は高知のお酒、鰹ももちろん高知の鰹でっす♪
添えられたバゲットがまた美味しいので、ちびちび摘んでいると、次の料理とお酒が。
春野菜と生ハム なんだけど、いろいろ凝ってる。
一番右にある、チマっとコロッとしてるのは ゴルゴンゾーラピカンテ。
これが、めっちゃうまい!すごい濃厚、熟成感が半端ない。
生ハムにはおいし〜い熟成味醂がかけられてたり、お好みで温泉卵をつけてパクリ。
マリアージュの日本酒は 北島 みずかがみ おりがらみ 純米無濾過生
お酒にも面白い提案が。
徳利に添えて出してくれたのはスパイス!
黒胡椒が効いてるスパイスかな。
次も何やら面白い日本酒が出てきたゾ!
3種の飲み比べをさせてくれるというこれは、蔵元自ら「日本酒の新たな魅力を伝えるために開発した パスタ専用酒」と謳う
SAKE DI PASTA 。
群馬県で「大盃」というお酒を造っている牧野酒造さん曰く
「全国有数の小麦の産地である群馬県、パスタのまち高崎を盛り上げたい!!」んだそう。
パスタと言ってもソースはいろいろ種類があるから、それに合わせて3種類。
Smooth はトマトソース系の酸味のあるソースに合う味わい。
メロンやバナナのようなフレーバー…うーん、そんなに感じられなかったような。
Mellow はカルボナーラとかクリーム系に合うように。
お米の旨味からくる甘さと酸味のバランスがいい。
Light はペペロンチーノとかボンゴレみたいなアーリオ・オーリエ系のパスタに合う味わいを目指してる。
名前の通り、ライト!な味わい。
個人的には、ニンニクが効いてるオイル系に対してはちょっと軽すぎないかなー…?
ちなみに、さすがにパスタも3種…というわけにはいかないので、1種類。
ホタルイカと菜の花の日本酒ソース 可愛いショートパスタ。
キャッチコピー的には Light が一番合うんだろうけれど、私はホタルイカの味噌の味わいには Mellow が一番よかったな。
ところで、パスタを楽しんでる頃、衝撃的な光景が目に入る。
厨房の中に現れたのは、めっちゃ大きなバットに、パッと見20個ほどの鯛のカシラがずら〜り!!
なんだろう?と思ってたら・・・
こーきましたか!!!
一人一丼、真鯛のカシラがどーん!のアクアパッツァ!
なかなかの大きさだし、カマもしっかりついてるから、こりゃあ食べ応えたっぷりありそー!
しかもカシラの下にはアサリもたっぷり。
トマトも入ってるから、トマト、アサリ、真鯛のカシラから出る出汁が超濃厚でうま〜い。
黙々とホジホジして・・・
鯛の子、みーっけ♪
ホジホジした身をたっぷりソースに絡めて食べると、これもまた美味しい。
料理とお酒は次で最後。
立派なお肉料理、黒毛和牛イチボのビステッカ。
うわ〜〜甘〜〜い、牛の脂が口の中でとろける〜。
甘みがすごいから、添えてある山葵や女将オリジナルブレンドの塩が合う。
合わせて出してくれた日本酒は
S.sake prototype 大倉 特別純米あらばしり 。
蔵元でもまだ試行錯誤している、最古の酵母『S.sake』を使っているんだそう。
だから “prototype” なのかな。
これもお燗にしてもらったのだけど、燗冷ましになるとちょっとモタっとして、ステーキの脂っこさも拭えなくなってきたから、最初から温めない方がよかったのか、も?!
お酒にはまた面白いスパイス(右の黄色っぽいやつ)を出してくれる。
なんだろう〜、クミン?とも違うよね〜、と先輩と話していると「メース」と教えてくださいました。
ナツメグの外皮から作られる、ちょっと独特なスパイス。
ほんのちょっと入れると、途端に異国情緒?!のある風味が出てきて面白い。
お酒は飲み放題というわけではなく、料理に合わせて60mlくらいずつ(計2合)だったけど、それでもこれだけのマリアージュを楽しませてもらって、6,600円はやりすぎです、本当に(笑)。
日本酒は全部お燗にしてくれたし(もちろん冷たいのが好きな方には冷酒を)、高木シェフのイタリアンも美味しかった〜♪
女将さんの手料理も美味しいみたいなので、イベントではない時にでも、また昼呑みに来たいな。
【新大阪昼呑み酒場 SAKE ヤシマ】
大阪府大阪市淀川区西中島7-9-15
06-7410-7961
月・水・土 11:30~18:00
火 11:30〜15:00
木・金 11:30~21:00
日祝定休
パスタにあわせて醸した日本酒って、面白い造りする蔵だね❗非常に興味深い(笑)❗
実は昨日も前出のせんべろもどき(笑)に行ってきました❗4杯飲んで三千円を切る価格❗ベロンベロンになる前に、引上げました(笑)❗
これで暫くは禁断症状にはならないでしょう(爆)❗
しかも、イタリアンと日本酒のコラボとは…!
夕飯作っててよだれが出てきました。
肉食いつつ日本酒飲みてぇ。
女将さん、素敵な方のようです。
新幹線の終電を逃してしまいそう、、、。(笑
昔よく、御堂筋線の新大阪から新幹線の間の駅飲み屋さんで時間つぶししてました。
^^;
せんべろもどきのお店(笑)、良いお店に出会えてよかったですね!
そこからさらに地下鉄に乗りかえたりして移動、1時間以上かけて呑みに行くなんてザラでした。
ステーキにはワインだけど、このステーキはタタキみたいな感じで日本酒もよかったですよ〜。
食材を見てても、イタリアンだけで6,000円ですね〜。
シェフは独立開業の準備中だったそうで、ここぞとばかりに振る舞ってくれました。
女将さんのつけるお燗も美味しかったです♪
新幹線の間の駅飲み屋さん、あったんですね。
まだあるのかな〜?