秋葉原って本当に面白い場所だよなぁ・・・と思う。
一時期は「電気街」という顔だけだったのに、今やいろんな顔が。
ちょっと気になってwikipediaは何て表記されてるんだろう?と見てたら、
昔って、「あき は ばら」 じゃなくて 「あき ば はら」 って呼ばれてたんだ~。
“秋葉原の読み方を知らない鉄道官僚が勘違いして付けたことで生まれたものである” だって。
電気、オタク、アニメ、メイドカフェ、おでん缶、中古ゴルフ、肉の万世・・・
自分の中ではそんなイメージのある秋葉原だけど、
それとはちょっと違う雰囲気の、日本酒がおいしくて、料理もおいし~いお店があるのだ。
Sara & 鯛介 。
以前は、「ここ?この入口??お店なの?!?!」 なんて感じで、何もない入口だったけど、
今は、“日本酒や焼酎が美味しそうなお店だな” と、わかりやすい。
1階は立ち飲み形式で「鯛介」、2~3階が座って飲める「Sara」。
我々はもちろん、座って飲めて、カウンターもある2階へ。
カウンターからの眺めが、なんともステキ。。。
きっちりと、一升瓶や徳利、グラスなど、ある意味アートみたいな感じで、見ていて気持いい。
お酒の中身はもちろん入ってるし。
(でも、地震とかの対策・・・大丈夫?!とか思ってしまうのは私だけ?!(汗))
それに、木に囲まれたお洒落な山小屋みたいな店内で、ゆったりした雰囲気。
淡い灯りにも癒される。
目の前にいっぱい並んだ器を見ながら
「あれは何を飲む時に使うの?」 とか 「そっちのは?」 なんて、興味津々の友達。
「僕、最近入ったばっかりで・・・」 と言いつつも、2Fのカウンターをまかされているお兄さん、が
グラスを見せてくれたりする。
左のはブランデー用。 右のも面白い形。うすはりで、日本酒の冷たいものなんかを出すんだとか。
「んでは、そろそろ日本酒を頼もうかと思うんですが、何がありますか?」と聞くと。
冷やにします?常温にします?
・・・・????
冷や、常温、どっち・・・ん?あれ?! 冷や、か、常温・・・?! 一瞬、自分の思考回路が停止。
3秒後に 「あぁ・・・“冷や”って、冷蔵庫の日本酒の事を言ってるんだなぁ・・・」 と、判断。
今や、きっと本当の意味を知ってる人の方が少数かもしれないけど、
“冷や” と “常温” は、日本酒においては同じ意味で 「常温」 の事なのです・・・。
でも・・・私だって日本酒を飲み始めた時に、先輩方に教えてもらうまで知らなかったんだし、
目の前のとっても優しそうなお兄さんに、なんとなく、そんな偉そうな突っ込みができず。。。
「えっと・・・ “常温で” オススメください。」 と、逃げてしまった(汗)。
(誰か、仲の良い方、教えてあげてくださーい(汗))
そんなお酒として最初に出してくれたのは 天遊林 。
そのあとは「冷たいお酒で何か」とお願いして 妙の華 。
さてさて。
料理は。
ここはメニューというものはない。
金額さえコチラで決めてしまえば、あとはお店にお任せ、というシステム。。
もしくは、隣に座った超常連さんとお兄さんのやりとりを見ていたら、
「この人は、これくらい食べるだろうな」と、金額を決めなくても、自動的に出てくるみたい?!
さくら みたいな感じだ~。
我々は、まだそこまで行きつけていないので、飽くまでお店におまかせ。
でも! 最初のツマミにして、やられた。
小豆と菜花の味噌焼き ・・・って。
初っ端から、呑兵衛のツボを付くつまみ。
いやー、これは最後までちびちびつまんでいたい。
次は、車海老の焼き物 。 with 柚子胡椒
頭や甲羅も付いたままだけど、ぜーんぶ食べちゃいました。
だって、甲羅もパリパリと食べられるんだもの。
頭がこれまた、おいし~い♪
と、食べて喋って楽しんでいると。
猫さんの登場である。 しかも、かなり貫禄ある。背中もこのとおり!!
この子は “鯛介” 。 お店の名前と同じの男の子・・ではなく、おばあちゃん(笑)。
店名の Sala と 鯛介 は、店長の愛猫から取ったんだとか。
人に媚びることはないけど、こうして我々の近くに座ってくれてる~。かーわいい~~♪♪
続いて料理は、 大根の玉子餡かけ 。
ゼンマイ 。 これこれ、こういうチョビっと系、大好きですっ。
お燗モードへの入口で。
「最初はお燗にして飲みやすい純米で」とお願いすると すい というお酒を。
なんで「すい」なんだろう~?と、言ってると
「“すいすい”飲めるのを目指したんだそうです」 とお兄さん。
後日コメントでいただきましたが、小嶋総本店という米沢の酒蔵さんのものだそう。
(ありがとうございます♪)
お店に置いてある徳利やお猪口も、良さそうなのがいっぱい。
最初にお願いしていたお任せ料理は、この ピーマンの餡かけ で終了。
普通のピーマンも、こうやって出されれば、お酒のおつまみになってしまうなんて。
器がまたステキだな。織部焼きは、ウチの実家の土地発祥。
もちょっと何かつまむ? ということで、何があるか聞いてみると、
魚介類系ならハマグリを使ったものがある、とのこと。
それだぁ。
バジルをスパイスに上手く使っていて、
身のうえにはハマグリの出汁が効いてるペースト状のものが。
コレもちびちび舐めて飲むのにちょうどいい。
盛り付け方も、なんかイイな♪
日本酒は、この後もお燗を飲んでいたのだけど、これは初めてみるかも。
狸庵 と書いて リアン と読むこのお酒は、群馬県の 分福酒造 さんが醸しているそう。
なんとなく・・・リアンっていうと紳助プロデュースのグループを思い出してしまう・・・(笑)。
でも、このお酒、お燗で飲むと美味しい~。
ほっくりした味わい。
よく知ってる日本酒から、知らない面白い日本酒まで、いろいろ楽しめてしまった。
最後は、元気いっぱいな店長さんもカウンターに入ってくださって、会話に盛り上がり。
この日は、いつも以上に時間が経つのが早かった!22時が、まだ20時くらいの感覚。
でも、楽しくて飲みすぎても、帰りは階段を下りるのにコケないように要注意。
靴を履き忘れて帰っちゃったら、重症です。
(我々はそんなことには、ならないケド)
[Sara&鯛介]
東京都千代田区神田佐久間町2-12-11 西尾ビル
03-5820-8046
月~金 18:00~翌4:00/土 18:00~23:00
定休日:日曜、祝日
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ヲタ芸も文化になっちゃったし、竹の子族みたいに死語にはならんで欲しい。
アキバの店の原宿みたいに回転が早いので、逆に言えば、もしかして、ホントにいい店が残れるエリアかもしれないっスね。。
すいとか狸庵って、志村坂上の酒道庵さんのPBですが、そこで仕入れてるんですかね? どちらも、というかそこの酒道庵さんで売ってる酒はみんな燗で美味いのばかりですけど。
しっかりとお客さんに支えられて残っていますしね~。
インターナショナルな面は持ってていいと思うんです。
オタクが観光名物になってるんですもんね(笑)。
でも「日本人しか・・・知ってる人しか知らないよ♪」
な、お店は、残っていて欲しいなぁ~などと思ったり。。。
コメントありがとうございます~。
確かラベルを見たときに、山形だったか秋田だったか・・・
東北の知らない酒蔵さんだったんです。
で、帰ってネットで調べたら分かるかな?と思ったら、
酒道庵さんのHPにしか繋がらず。。。
どこのお酒か知りたいのですが、情報収集中です!
でも、お燗で美味しいお酒でした、ホントに。
酒道庵さんのお酒が飲めるお店に「と村」も発見!
日本酒記事を検索していて読ませていただきました。
呑まれたお酒の酒蔵さんに関して、もしかしたら、ですが。
『すい』は山形県の小嶋総本店さん。
『狸庵』は群馬県の分福酒造さん。
・・・ではないでしょうか?
でも、同じ酒蔵さんだったんですよね?
う~ん・・・もしかしたら、と思ってコメントしました。
違っていたらごめんなさい。
(お名前を出してしまった酒蔵さんもすいません。。。)
また日本酒の美味しい文章を楽しみにしています。
想像通りオヤジさんがマニアックです(^^ゞ
佐久間町、和泉町から浅草橋あたり結構いいお店ありますがこちらもなかなかよさそう。
会社から15分ぐらいなので歩いて行くのにちょうど良い距離です。今度行ってみようという店のリストがだいぶたまってしまいましたがこちらもノートしておこう。(笑
いやきっと、私が間違っています。
山形のお酒が多いなぁー、と思っていたのと
ラベルも似ていたので同じ酒蔵さん、と勘違いしちゃったみたいです。
同じに見えたのは、酒屋さんPBだからなのかも?!
とにもかくにも、ありがとうございます♪
なんだか独特の雰囲気が読み取れました(笑)
こちらのお店は昭和通り口の改札から
徒歩5分くらいです。
とはいっても、秋葉原駅って、最近複雑で
よくわかりません~。
出る改札間違えたら、目的地にたどり着かなさそう…