ドイツ旅行初日の日記 は、生まれて初めてのドイツってことで、
見るもの全てが新しく、ついつい長くなってしまったので、2日目はもちょっと短く・・・。(できるのか?!)
フランクフルトの街は1日でも十分に歩き回ることができるくらい、こぢんまりしてるけど、
贅沢に2日取ったので、次の日は、ゆっく~りまった~り、街&美術館巡り。
(ちなみに、中央駅前のホテルに泊まったけど、街中へは電車は使わず、全て歩きました)
まずは ゲーテハウス へ。
かの有名な詩人「ゲーテ」が本当に生まれ育ったらしいのだけど、
フランクフルトの賑やかな街中にあり、周囲はビルや他の建物に囲まれてて、なんか雰囲気が・・・。
と思っていたら、中に入れば、別世界。
はぁ~~。。。ため息が出るような、家具や壁紙、シャンデリア。
18世紀上流階級のおうちは、こんな優雅だったのですね~。
ゲーテのお父さんの部屋には、重要な法律系の書物がいっぱい。
個人的に一番興味深かったのはキッチン。 いろ~んなケーキ型、魚やフルーツまであってカワイイ。
午前中はココですごし、お昼に向かったのは、フランクフルトの南に流れるマイン川を渡った向こう側、
ザクセンハウゼン という地区へ。
川を渡る橋の景色、綺麗だなぁ~。
木々がちょうど黄色に紅葉してる。ドイツの広葉樹は、赤くならず黄色くなるのが多いのかな。
この地区に向かった第一の目的は Apfelwein という りんご酒 !!
フランクフルトって、ビールもワインも地元に特化したものが無い印象だったけど、
“りんご酒は名物” というからには、飲んでみなければ。
行ってみたのは、りんご酒の醸造元でもある ZUM GEMALTEN HAUS というお店。
中に入ると “地元の大衆居酒屋” という雰囲気だ~。
奥はもっとちゃんとしたレストランになってるけど、「ここにしよう」と座ったのは、中庭みたいな空間。
この辺りは住宅地区だからか、集まってる人たちも地元の常連おっちゃん、じーさん、ばーさんで、
お喋りしながら、飲んでる飲んでる。
しかも、テーブル担当のおっちゃん、メニューを渡しながら 「りんご酒かい?」 って。
あはは、メニューをまだ見る前から聞くかよ~(笑)。
なんかいいなぁ、この 「とりあえずりんご酒」 っていう大衆居酒屋みたいな感じ。
これが Apfelwein りんご酒 だ!!
コップになみなみと注がれても、コレでたったの1.6ユーロ。やすっ!!
飲んでみても・・・大衆酒っぽーーーい!!
何と言ったらいいのか、この味。
蜜の無いリンゴ、糖分のないリンゴを、そのままアルコールにしたドライな感じ?!
“まずい” というワケでは決して無いのだけど “慣れない不思議な味” という感覚。
相方は、早くも脱落・・・「ビールにする。。。」
かくして、端っこに追いやられたもう一杯のりんご酒も、私が消費することに。
さらに。
このお店の名物 Rippchen(リップヒェン) を頼んでみたら、これまたビックリ!!
ででーーん!!
と、でっかい骨付き豚肉の塊がやってきましたー!
リップヒェンとは、どうやら 豚肉の塩漬け のことみたい?!
見た目のボリュームでお腹イッパイになっちゃうけど、
実際につまんでみると、塩加減がいい感じに効いてて、酒飲みが好きそうな味わいで美味しいのだ!
しかも、これで7ユーロくらいだから、これまた嬉しい。
っていうか、この半分で半額だと、もっと嬉しい。
ドイツ料理って、とにもかくにも一皿がデカイんだもん。
こんなボリュームあると思わず “たった4ユーロだし” と2つ注文したソーセージも ででーーん!!
Bratwurst(焼きソーセージ)と スモークソーセージ(ドイツ語失念)。
フォークがオモチャに見えるデカさです。
教訓: 安くってもボリュームはいっちょまえ、注文する皿の量に注意すべし!!
でも、やっぱりソーセージもおいし~~~い!!
ぷりっぷり、で肉汁じわ~りだ。
こんなソーセージも美味しいけど、
ドイツ本場の Sauerkraut(ザウアークラウト) という 酢漬けキャベツ も、何気に素朴でうまい。
それに不思議不思議。
最初はイマイチだったりんご酒も、こんなドイツ料理と合わせていると、
やっぱり地のもの同士で合うんだろうか、だんだん美味しく感じてきてしまう。
最後にはもう一杯追加しちゃった。
さて。
昼食・・・というより昼酒を終えた後は、この地区にある シュテーデル美術館 へ。
フランクフルトの銀行家、シュテーデルさんが集めたコレクションが元というけど、すごい!
中世の絵画から、個人的に大好きな画家の絵画もたくさん。
ボッティチェリ、レンブラント、フェルメール。
モネ、セザンヌ、ピカソ、なんかもあったりして、かーなり見ごたえあり!
もちろん写真は、フラッシュをたかなければ、撮ってもOKです。
美術館でまったりしたあとは、再びフランクフルトの市街地に戻って散策。
街中は、もうすっかりクリスマスの準備にむけてまっしぐら。
本場のクルミ割り人形がずら~っと並べられてる。ドイツのクリスマスも良いだろうなぁ。
ちょこん、と赤い毛糸の帽子をかぶった広告柱、こんなさりげないセンス、大好き。
あっちこっちへと歩き回りつつ、
夕飯のお店を探すべく、アルテ・オペラの西に延びる歩行者天国へ。
この界隈は、都市らしいモダンなお店がいっぱいあるのだけど、そんなお店は興味ない。
こういう時は、鼻をクンクン・・・くんくん。
狭くて人通りの少ない小路に入っていくと、何やら良さそうなお店を見つけた。
まだ時間が早いのか、店内もまった~り。
メニューを見ると、ビールもワインも、とっても種類が豊富。
最初は Schneider Weisse (シュナイダー・ヴァイス) という銘柄の
Hefeweizen Helles と Hefeweizen Dunkel を。
このシュナイダー・ヴァイスは 小麦ビール いわゆる白いビールで有名な醸造元なんだとか。
その酵母入りのヘフェヴァイツェン、Helles(左の白い色)よりもDunkel(右の黒い色)の方が
アルコール度数もちょっと高めで、濃厚で、かなり自分好み。
というか、ドイツは酵母入りビールがダントツ旨い!
ビールを飲みながら、まったりメニューを眺めると、
本日のオススメの haxe(ハクセ) というのが目についた。
確か、haxeって「ロースト」みたいな料理だったよなぁ~。
何のお肉か分からないので聞いてみると、豚のなんちゃら、って言っている。
よく分からないけど、いいや!冒険!頼んでみよう!!
と。
お昼のオドロキ再び。
ででーん!!
こ・・・こりゃー、アメリカ人もびっくりな肉の塊だぁ~~~。
ナイフを入れると、ほろほろとお肉が骨から剥がれていくのを見ると、しっっかりローストしてある感じ。
そして、やっぱり、キャベツの酢漬けSauerkraut(ザウアークラウト)がおいしー!
ここのはトロトロだ。
お酒も追加。
相方はビールで Licher という銘柄の pilsner。
自分は白ワインはリースリングの Weingut Kunz Rheingau 2007 というのにしてみた。
よく分からずに頼んでみたものの、これは美味しい!!
というか、このローストによく合うのだ。
お肉自体には脂っぽさはなく、逆にワインと一緒だと、お肉がじゅーしぃに感じる。不思議~。
「肉なら赤ワイン」って思っていたけど、
ドイツに限っては、ソーセージや豚料理には、白ワインがいいんだなぁ~。
やっぱし、地のものに地酒、という感じ!?
見た目にビビったものの、きれ~いに骨と皮だけ残して、ごちそうさまでした!
こうして、見返してみると、やっぱり日記が長くなってしまいました・・・すみません。。。
フランクフルトでまったり2日間を過ごした後は、
いよいよロマンティック街道&古城巡りです。
---備忘録---
飲んだもの:Apfelwein
Schneider Weisse Hefeweizen Helles
Hefeweizen Dunkel
Weingut Kunz Rheingau 2007
食べたもの:Rippchen (豚の塩漬け)
Bratwurst (焼きソーセージ)
豚スネ肉のhaxe (ロースト)
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英語を見るとジンマシンが出るようになりました。。。
説教部屋は、帰国後ランチにて!
(夜じゃないってとこがポイント)
というか、英語のない世界に行くと、
「言葉通じなくてもなんとかなるじゃーん」って思います。
いやまじで。
バスガイド「は~い、みなさん。ね。ここが有名な二升ガールズ、まき子さんがご結婚して住んでいた部屋です、ね」
観光客A「おおお!こりゃすごい一升瓶の空き瓶があるぞ!」
観光客B「押入れの中は三段重ねで酒の貯蔵庫になっている」
バスガイド「壁に貼ってあるのは日本酒のラベルです。あ、さわらないでくださいね」
・・・こんなの書いていたら止まらないんですけど。
壁に貼ってあるラベル、キチンとラベル整理したファイルは、
どうぞご自由にごらんください。
あ、でも、部屋の片隅に一合でも残ってるお酒には、手を出さないでくださいね。
亡霊がでるかもしれないので。
なんちって(笑)。
実は私も12月にドイツ行こうか考え中なんだけど、
都市から都市への移動って電車とかでなんとかなるかなー?
できれば個人旅行で行きたいんだけど、
古城とかロマンチック街道とか、
移動手段って現地でなんとかなるもん?
という諸々を、メールさせてもらってもいいかしらん?
酢漬けのキャベツもいいですね。
それに何より安いのが。
愛知万博の時もドイツ館のソーセージは美味しいのですけれど高い!
白ワインやりんご酒との合性もいいようですね。
アイスバイン(豚すね肉の塩漬)とマッシュポテトの組み合わせはメニューにありましたか?
洋カラシをつけて、ビールは美味ですが。
↑
ここで買えるみたい。
ずら~っと並んだ「クルミ割り人形」、
赤い毛糸の帽子をかぶったビル、
口にしたら『パリッ♪』と音がしそうなソーセージ。
ドイツも かわいらしい街なんですね♪
呑んでみたい!
やっぱり店によって味が違うのかなぁ?
最初読んだ時は「ホッピー」みたいな感じか?と思ったけど、読みすすめるうちに「違うな!」と思った。 笑
豚の塩漬け・・アイスヴァインとは違うんだね。
へへ・・嫌いな友人も多いけど、ザッワークラウト大好きなんだよね。
自分でも作るし!
ドイツの白はどちらかと言うと甘いものが高価で、良い評価を得てる事が多いので、その「肉」たちに合ったのはマッキーがリースリングを選んでるからだと思うよ!
いいなぁ、リースリングの飲み比べ!
ドイツのくるみ割り人形を初めとした、木工の玩具はとても雰囲気があって好きです。
鎌倉にまさにそう言ったものばかり置いている店があったのですが、つぶれてそまいました。
その姉妹店?みたいな店が名前を変えて品川にあります。
その美術館知らないけど、フェルメールが置いてあるなんて凄いね!