まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

地元ならでは  @ 美人亭 (高松)

2009-08-20 00:40:04 | 日本酒を飲む @ 西日本

この夏休み。
初めての宮島で、日本文化の神秘を感じて。
初めての直島で、アートに浸りまくって。
(※「宮」と「直」は違いますから~~)

あとは東京に帰るだけ~ぇ・・・・?

いやいや、まだまだ。
東京に帰るには、高松空港を使うことにした。

であれば、高松に1泊して、目いっぱい遊びたーーい!!

というワケで、その夜のお店。
本当は 寿司 中川 に行きたかったのだけど、どうしても、躊躇してしまう問題が。。。

中川さんといったら、悦凱陣と魚のベストマッチング を愉しむのが一番!なのだけど、
如何せん、日本酒や青魚や珍味が大っ嫌いな相方。
このお店に行っても、楽しめるのは私だけ。 相方にとっては、苦痛かもしれない・・・それが問題。


と思い、他にも高松市の中心地で良さそうなお店を当たってみると、
“魚がとにかく美味しくて、コストパフォーマンスも良い、小料理屋” という、お店発見。

そのお店は 美人亭 。

いやー、新橋以上に?!雰囲気ある雑居ビルの一角で、イイカンジ。
後々知ったのだけど、太田和彦さんの本でも紹介されていたとか。うんうん、納得な雰囲気だ。

まだ18時なのに「あ~ああ~♪」とカラオケの声がガンガン外まで響いてくるスナックの、
すぐ隣にある。

っくーー、いいっすね!この雰囲気!
佐賀の ふるかわ を思い出してしまう。


お店に入ると、チャキチャキっとした、2人の女将さんに迎えられる。
狙っていたカウンターは、残念(>_
小上がりにあがると、
「突き出しとか、何にします? とりあえず置いてあるもん見た方がええんじゃない?」 と。

そう、美人亭さんでは、メニューはない。
突き出しやツマミは、カウンターに置かれている大皿料理の中から選び、
ネタケースにある魚たちは、煮るなり焼くなり、自分が食べたいように、調理してくれるのだ。


まずは、突き出しとして、大皿料理の中から、 塩茹で海老 をお願い。

私だけかもしれませんが、頭も尻尾も、バリバリと食べられるくらい、美味しかったんですけど(嬉)。


女将さんに 「刺身で美味しいの、何がありますー?!」 と聞いてみると、
ネタを指差しながら「今日はねー、平目 カンパチ タコ コチ とかね」 と、オススメを教えてくれる。

カウンターに座ってる常連さんが、全部おいしーよ、と言うから、
相方に「んじゃ、全部いってみよっか?」と聞くと・・・

「えーー?コチってなぁに?」

次の瞬間、みんな “アハハ” って、温かい笑いが(笑)。
「ほら、(ケースを指差して) そこに寝っころがってる魚だよ~~」なんて。

え~、このグロテスクなの~?! と食わず嫌いの相方に、強引に薦める自分。
だいじょうぶ、きっとチミでも、食べられる白身の刺身だから!

と、出されたコチの刺身、“美味しい美味しい”と言ってくれるのは嬉しいのだけど、
私が1~2キレ食べてちょびちょび飲んでる間に、いつの間にか無くなってた(汗)。

ビールを飲み終わったあと、日本酒のお燗が飲みたくなる。

女将さんに「お燗は何があります?」 と、聞いたら、金陵か賀茂鶴、とのこと。
郷に入れば、郷に従え!?
両方飲んでみちゃったけど、やっぱベターっとしてる(涙)。


瀬戸内海のお魚たちは、どれもこれも、すんごい美味しい。
タコ刺し は、味濃厚でぷりんぷりんなんだもの。


焼き物は、何がオススメ?と聞けば、
“この時期が一番美味しい タナゴ とかどお?” とおばちゃん。

わーい!タナゴ、大好きです。
またまた、相方に、骨をきれ~いに取ってあげる自分は、甘やかしすぎか?!

でも本音は、甘やかしているのではなく、魚の骨に身がいっぱい残るような食べ方を見てると、
「もったいな~~い!」 となるワケで。


ちなみに、お魚ばかりで肉も食べたくなってきた、という相方。
そいえば表の看板(冒頭の写真に注目)にも “瀬戸内小料理 やき鳥” って書かれている。
が・・・ここの評判で焼鳥は聞いたことないぞ?

びみょ~と思いつつ、女将さんに「焼鳥って、あります?」と聞くと、
案の定 「ごめんね~、今はやってないのよ~~。」 と。

すると、
常連さんたちが 「看板に書いてあるのに、焼鳥ないなんて、オカシな話だよね~。」 なんて、
また、店内みんなで、ワァ♪ と盛り上がったりして。


お魚は、ウワサ通りの本当に美味しかったし、メニューがないから料理がお幾らか分からないけど、
これだけの料理にビール2杯、酎ハイ1杯、徳利2合×2を頼んで、6000円ちょい。やすっ!

カウンターに座っていたら、
もっとお隣さんや女将さんとお話に盛り上がれたかもしれないのが残念だけど、
それでも楽しい夜でした~。


さぁ!
翌日は、讃岐うどん三昧だー!(ってワケで、夏休みはまだまだつづく)


[美人亭]
香川県高松市瓦町2-2-10
087-861-0275
17:00~22:00
定休日:日祝

コメント (32)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 家プロジェクト & 暖簾 @ 直島 | トップ | 讃岐うどんうどん 金刀比羅... »
最新の画像もっと見る

32 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
続いてる (グイ)
2009-08-20 01:12:34
美人亭・・怪しげな名だなぁ 笑

骨とってあげるって相方さんは嫌がらないんだね。

日本酒はちょっと残念だったけど、カウンターがいっぱいのお店はいい店な事が多いよね。

そして讃岐饂飩のハシゴに続く?!
返信する
香川といえば (RW)
2009-08-20 06:10:33
讃岐うどんの記事はないのですか~?
返信する
■グイさん (まき子)
2009-08-20 07:49:58
店名、おもしろいですよね(笑)。
お箸を入れてある袋に「美人同伴でどうぞ」なんてかかれてるんですよ~。
サラリーマンや常連さんに優しいお店です♪
そして讃岐うどんのハシゴに続きます。
返信する
■RWさん (まき子)
2009-08-20 07:50:37
もちろんでございます。
次の日記をお待ちください~♪
返信する
おおっ! (葛飾のオヤジ)
2009-08-20 08:19:45
美人亭、行ってきたんだねっ('-^*)/

魚、新鮮プリプリでおいしかったでしょ!

小生が行った時には、漁師さんの常連さんが多かった感じでした。

小生はカウンターに座ったけれど、こあがりの素敵な絵を見ながら呑みたかったヨン。


返信する
懐かしい高松 (三平)
2009-08-20 08:36:48
うん、こういうお店が良いですね。

しかし相方さんって、青魚だめなの? 日本酒も?
世の中には、こういうご夫婦もいらっしゃるのか~

ちなみに、高松が懐かしいのは、学生時代は、毎夏、ここを通過して合宿地に行っていたからです。
返信する
お土産どうしました? (nao)
2009-08-20 08:53:35
そうなんですよね。香川県は金陵がデフォルトなんですよね。酒屋さんでもNB以外はこれしかなかったり。

そうだ。JR高松駅の隣に建っているスーパーだとお土産にするうどんが安いのを伝え忘れた。うどん専門店にも土産用の商品はあるのですが、価格の違いほど感動的な違いは感じられなかったので。
返信する
Unknown (酒恋倭人)
2009-08-20 08:55:03
毎度!
美人亭・・・
昔はきっと女将さん綺麗だったんでしょうね!
コチの刺身は旨いよね~。
昔はよく夏に夜釣りで釣って食べましたよ。
薄造りは、ひらめよりコチのほうが好きですね!
返信する
■葛飾のオヤジさん (まき子)
2009-08-20 10:01:34
はーい!行ってきました♪
すごい人気のあるお店なんですね~。
我々、6時前に行ったんですが、ぎりぎりセーフで入れました。
よかった~。

小あがりの絵を見ながら、4人テーブルを2人でゆったり飲みましたよ~♪
返信する
■三平師匠 (まき子)
2009-08-20 10:06:47
相方、青魚が全般的にダメで、
どんなに美味しい鯵も鯖も秋刀魚もダメ、
カツオもダメ、肝系ダメ、貝類ダメ、
雲丹ダメ、イクラなどの魚卵系ダメ、
穴子に鰻ダメ、サーモンダメ、ダメダメばっかです。
大好物は白身とマグロと甘えびとホタテ!
寿司一人前を頼むと、何気にすみわけができて、良いんですが(笑)。

高松を通って合宿!?
夏の合宿は、一生心に残りますよね~。
私も、アメフト部の・・・地獄の合宿を思い出します。
返信する

コメントを投稿

日本酒を飲む @ 西日本」カテゴリの最新記事