『 鎌倉 長寿寺 』 須田 孝雄さん 撮影
いよいよトランプ政権がスタートした。前任者の決めたことを76通もの大統領令をもって
ことごとくを廃棄した。驚くべき決断でありそのやり様は恐ろしくて無節操で非人間的でも
あり、野蛮な肉食人種の醜い面を早くも露呈した。
世界は恐ろしい時代に入ったようだ。
アメリカ依存をしている国への防衛負担金倍増、もし払わなければ守っては遣らない、環境など
関係ない化石はどんどん掘れ、アメリカで生まれた移民の子の米国国籍を認めない、山の名前や
湾の名前をアメリカ式に変更、移民の強制送還等と激しいものだ。
如何にも自由な大国だと思っていた国籍の出生地主義も止めるという。つまりアメリカの得や利に
ならないことは一切やらないという事だ。
米国はもはや普通の閉鎖的で自国優先の小国に成り下がったわけだ。
これから失望、困惑、不満が内外で渦撒き、反発反乱、暴動、革命の危機さえ感じられる。
今日あたりイスラエルは折角の停戦期間中というのに、あのネタニヤフと言う頑固で好戦的な大統領は、
またも理由をつけて爆撃をして死者を出した。
この怨嗟の報復合戦には終わりがない。それこそトランプがイスラエルには今日を限りで支持も援助を
しないと喚けば終わるのではなかろうか。
ところで、今日の私は実はこんな世界や他国の出来事などは、今日に限ってはどうでもいいと言う心境
なのである。明日は早朝から胃内視鏡と大腸内視鏡検査があるからだ。
「あんなのは知らぬうちに終わってしまうよ」と慰められるが、大分前に遣った時のあの苦しみを思い出
してしまって、今の心持は不安、恐怖、心配で慄いているからだ。
ポリープなどの切除もあるかも、入院もありの覚悟で来てください、と言われている。あの下剤の不快感と
果たして行きの道中や病院で便意を我慢が出来るだろうか、粗相はしないだろうかなどと心配の種は尽きない。
ああ、神様!仏様!と言う気持ちに支配されている暗い一日なのである。