「 海岸の松林の中の散歩道で 」
須田 孝雄さん 撮影
アメリカの国防、外務両大臣が、先日ウクライナを訪れた。
迎えるゼレンスキー大統領は「おみやげのケーキは要らない。欲しいのは武器だ!」と
顔を険しくして言った。
アメリカは新たに1000億円相当の武器を供与すると発表した。
もちろん援助であり、誠に心強い応援であることは確かだ。
しかし相手は、何しろあの何でもする強力なロシアだ。
これだと、徒に戦争を長引かせるだけのような気がする。もしかするとウクライナの抵抗が
意外と強力になって長引いてしまい、このまま続くとロシアが嫌気がさして兵を引くと言う
局面もないとは言えないかも知れないが、長引けば長引くほど死者は増え、破戒が進み悲劇が
増大するばかりと言う可能性の方がずうっと大きいだろう。
国連初め米国、西欧諸国が団結し、あらゆる手段手法、資金を、知恵を使って、まずはウクライナを
妥協させ、ロシアを納得させて、決着に導いて欲しいものだ。
そうしてからじっくり話し合いだろう。じっくり外交力的戦略で解決するしか方法はないのだろう。
こうしているうちウクライナの市民は、世界の国では連休だと言って大騒ぎ、観光旅行、遊園地、
温泉、美味いもの巡りだとうつつを抜かしているというのに、地下壕に籠もり切りや銃弾や爆撃に
倒れる人が続出しているのだ。
考えれば考えるほど,こちらも切なく心安らぐことがない。
寒さと飢え、病や怪我の苦痛、暗闇で恐怖に震える生活。早く何とかならないのか。
せめて私だけでも連休中位は、お出かけも美味いものもお酒も断って、彼の地のために
祈っていよう。