『 ほおずき 』
高橋 嘉子さん 写す
いよいよ来たぁ!という感じだ。
一昨日と昨日の数字が、全国で9576,10741人。東京が3117,3868人。
神奈川が1051,1483人と発表されたのだ。
学者先生の予想値をも大きく上回り、しかもこれからますますの増加は必至だという。
夏休み、お盆、オリンピックというどうしようもない人流の結果を考えると恐ろしい。
神奈川県も堪りかねて2日から緊急事態宣言になるという。
この間の4連休だって凄い人出だった。あれには呆れ、ウンザリしてくる。
東名厚木40K、中央道37Kの渋滞なんてアナウンスを久し振りに聞いた。
多くが都外や県外への脱出組だという。東京駅も北へ西へと大混雑だった。
夏休みで子供を何処かへ連れて行こうという気持ちはよく分かる。帰省するのも分かる。
盛り場へ出て馬鹿騒ぎする老若男女(但し老は除いて)の心理も推察できるような気がする。
しかし昔の日本人の良さ(反面は悪さかも知れぬが)、つまり国の指示には従順で、
礼節と常識を重んじ、周りの皆と同じであることを尊しとする性格は、今や何処にである。
まさに世は替わり人身は変わったということであろうか。
今だったら、東条陸軍大臣に煽られて、国民一丸となって戦争に突入するなんてことは
絶対あり得ないだろう。
今は自由な社会という良さだろう。しかし一歩間違うと統制が効かず無節操、非常識な社会に
陥るのが怖いところだ。
それにしても、オリンピック後の日本社会は一体どうなっているのだろうか。