現代の子どもたちは、話すことが苦手ですが、じつは困ったことに「聞く」ことも苦手なんです
ただ、「話すこと」と「聞くこと」はが同じ言語分野であると思われがちですが、実際には、その苦手という原因は、全く違ったことに由来する、と私は考えています。
話すことが苦手な原因は、先だっても同ブログに書いた通り、「言語力の低下」です。しかし、聞くことが苦手な原因は、言語力の低下が主な原因ではなく、もっと精神面に関係していると言えるでしょう。
今の子どもたちは、本人がそれを意識しているかどうかには関係なく「何が何でも自分が中心」という考え方を持っています。少子化の現代では、多くの家庭では「子どもが中心」。ほとんどの子ども達は、家庭内では王子様、王女様 知らず知らずのうちに、「ぼく、わたし」が基準なんですねえ・・・
こういう背景があり、今の子ども達を見ていると、あまり他人には興味を示しません。「仲良しになりたい」という気持ちは、相手への興味や思い入れではなく、自分が楽しむための相手、自分がさびしい思いをしなくても良いためのお友達・・・
多くの子ども達は、、大なり小なり、みな自分が大事で、自分が好きで、輪の中心にいたい!と願っているようです。たとえ、積極的に人の前に前に出たいと思っている子どもではなくても・・・なんですね
そういう意識がどの子の根底にもありますので、ですから「自分が話す」ことには一生懸命になっても「人が話すこと」にはあまり興味を示さない・・・人が何を思っているかを知るよりも、自分の思っていることを人に伝えたい!それがまず第一なんですね。
さあ、こういうことを認識していただいた上で
子ども達の「聞く力」を育てるために、『覚えてしりとり』をしてみましょう。あくまで、これは「遊び」ですから、楽しい親子の時間の中で実践してみましょう。
普通のしりとりの場合は・・・
「めだか」の次は、「か」で始まる言葉を探して・・・「かえる」と言います。「かえる」の次は、「る」で始まる言葉を探して・・・「るすばんでんわ」となりますね。
でも、「覚えてしりとり」の場合は、その方法は同じでもルールが違うのです。
「めだか」の次の人は、確かに「か」で始まる言葉を探しますが、自分で「かえる」と言う前に、自分の前の人が言った言葉も言います。
つまり・・・「めだか」の次の人は、まずは「めだか」と言った後で「かえる」と言うのです。では、その次の人は、「る」で始まる言葉を探しますが、言う時には、1番の人の言葉から、すべて言っていき、最後に自分の探した言葉を言います。ですから、この人は、「るすばんでんわ」を言う前に、まずは「めだか」「かえる」と言って、やっと自分の「るすばんでんわ」を言うわけです。
じゃあ、次の人は・・・「わ」で始まる言葉を探して・・・言う時には、「めだか」「かえる」「るすばんでんわ」「わなげ」と言います。
次の人は・・・「げ」で始まる言葉を探して・・・言う時には、「めだか」「かえる」「るすばんでんわ」「わなげ」と言って、「げーむ」と言うのですね。
こうして、どんどんとつなげて言っていきます。自分の言う言葉を探さなければいけないし、人が言ったことを聞いていないといけないし、それまでに言われてきた言葉を覚えていなければならないし・・・
「聞く力」「集中力」「記憶力」「思考力」すべてを鍛える良い遊びなんですね 5歳児であれば、20個程度は十分に覚えて、言っていくことができますよ
お父さんもお母さんもやってみてください。でも、くれぐれも運転中にこの遊びをする場合には、運転への注意力は散漫にならないでくださいよー
ただ、「話すこと」と「聞くこと」はが同じ言語分野であると思われがちですが、実際には、その苦手という原因は、全く違ったことに由来する、と私は考えています。
話すことが苦手な原因は、先だっても同ブログに書いた通り、「言語力の低下」です。しかし、聞くことが苦手な原因は、言語力の低下が主な原因ではなく、もっと精神面に関係していると言えるでしょう。
今の子どもたちは、本人がそれを意識しているかどうかには関係なく「何が何でも自分が中心」という考え方を持っています。少子化の現代では、多くの家庭では「子どもが中心」。ほとんどの子ども達は、家庭内では王子様、王女様 知らず知らずのうちに、「ぼく、わたし」が基準なんですねえ・・・
こういう背景があり、今の子ども達を見ていると、あまり他人には興味を示しません。「仲良しになりたい」という気持ちは、相手への興味や思い入れではなく、自分が楽しむための相手、自分がさびしい思いをしなくても良いためのお友達・・・
多くの子ども達は、、大なり小なり、みな自分が大事で、自分が好きで、輪の中心にいたい!と願っているようです。たとえ、積極的に人の前に前に出たいと思っている子どもではなくても・・・なんですね
そういう意識がどの子の根底にもありますので、ですから「自分が話す」ことには一生懸命になっても「人が話すこと」にはあまり興味を示さない・・・人が何を思っているかを知るよりも、自分の思っていることを人に伝えたい!それがまず第一なんですね。
さあ、こういうことを認識していただいた上で
子ども達の「聞く力」を育てるために、『覚えてしりとり』をしてみましょう。あくまで、これは「遊び」ですから、楽しい親子の時間の中で実践してみましょう。
普通のしりとりの場合は・・・
「めだか」の次は、「か」で始まる言葉を探して・・・「かえる」と言います。「かえる」の次は、「る」で始まる言葉を探して・・・「るすばんでんわ」となりますね。
でも、「覚えてしりとり」の場合は、その方法は同じでもルールが違うのです。
「めだか」の次の人は、確かに「か」で始まる言葉を探しますが、自分で「かえる」と言う前に、自分の前の人が言った言葉も言います。
つまり・・・「めだか」の次の人は、まずは「めだか」と言った後で「かえる」と言うのです。では、その次の人は、「る」で始まる言葉を探しますが、言う時には、1番の人の言葉から、すべて言っていき、最後に自分の探した言葉を言います。ですから、この人は、「るすばんでんわ」を言う前に、まずは「めだか」「かえる」と言って、やっと自分の「るすばんでんわ」を言うわけです。
じゃあ、次の人は・・・「わ」で始まる言葉を探して・・・言う時には、「めだか」「かえる」「るすばんでんわ」「わなげ」と言います。
次の人は・・・「げ」で始まる言葉を探して・・・言う時には、「めだか」「かえる」「るすばんでんわ」「わなげ」と言って、「げーむ」と言うのですね。
こうして、どんどんとつなげて言っていきます。自分の言う言葉を探さなければいけないし、人が言ったことを聞いていないといけないし、それまでに言われてきた言葉を覚えていなければならないし・・・
「聞く力」「集中力」「記憶力」「思考力」すべてを鍛える良い遊びなんですね 5歳児であれば、20個程度は十分に覚えて、言っていくことができますよ
お父さんもお母さんもやってみてください。でも、くれぐれも運転中にこの遊びをする場合には、運転への注意力は散漫にならないでくださいよー