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ラスベガス71(ラスベガスをやっつけろ)を読みました&追記あり。

2012年07月17日 | 本&パンフレット

【ラスベガス★71】を読みました。

これは【ラスベガスをやっつけろ】の原作本。

 本自体の黄ばみは年代物で仕方ないにしても初版・帯付き。

訳/山形浩生(1999/10/19・初版)
 

ご存知、ラルフ・ステッドマンさんの挿絵
随所に狂気的なイラストが飛び込んでくる



これだよね


帯の背面にはこんなコメントがあります。

この何気ない帯はお宝じゃない?

ハンター・s・トンプソンは20世紀でもっとも偉大な精神の持ち主だよ。

 ケルアックバロウズギンズバーグっていう人々に

 並び称される人だと思うな。(ジョニー・デップ)


「ラスベガス★71」は15歳の時初めて読んだの。

 『私もやりたい!』って思ったわ(笑)実際、ハンターは

 あの本のまんまのことをやっていたのよ!(ケイト・モス)


アメリカの恥部、つまり資本主義が行き過ぎたあげくの

 狂喜めいた現状を、辛辣さとユーモア感覚で初めておおっぴらに

 暴露した本、それが「ラスベガス★71」なんだ。(テリー・ギリアム)


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映画のはちゃめちゃぶりからして興味津々。

でしたが・・・・たりらりらーーーん〇△ロ%#

 

とても一気読みは出来ません。悪戦苦闘!!


物語の始まりはギュィ―――ンと映画を思い浮かべてね。


 PART  ONE

砂漠の端っこのバーストウあたりで、クスリが効いてきた。

なんか「ちょっと頭がふらついてきた。運転かわってくんない・・・・」

とか言ったっけ。

そこで、いきなり、まわりじゅうにすげー轟音がして、

空はでっかいコウモリみたいなのだらけになって、

(中略)

「おっとぁぁぁっ!このくそけだものどもぁなんなんだ!」


Fear and Loathing in Las Vegas
A Savage Journey to the Heart of the American Dream (Vintage)


 ずっと、こんな文章が続く

疲れますよ・・・はぁ。

ドラッグや麻薬のことわかんないし。

乱痴気騒ぎのラリッた様子なんかわからんし。

乱気流、トルネード・・・・に巻き込まれてきりもみ状態

ほっと、一息つけるとこはわずか。

何処までがフィクションなのかノンフィクション

これがGONZO・ハンター・S・トンプソンの真骨頂?

映像だと「P--」って入るさーーー。 

本でも黒く塗りつぶしが入りそうな箇所もあり(爆)

欄外に「出版社の弁護士の強硬な主張により実名削除」もあり・・

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ところで、GONZOのDVDの中にタコスを買う場面があります。
この時のハンターさんは絶好調に違う世界にいってたらしい

それは第9章に出てきます。

編者注

この時点で、デューク博士は完全に神経衰弱を起こした模様である。

もとの原稿は支離滅裂であり、もとのテープ録音を探し出して

そのまま転記するより他に手がなかった。

ですって。


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私的には19ページもの訳者のあとがきがお勧め

ハンタースタイルの確立の経緯、時代背景が書いてあります。

縁のある方(ラルフ・ステッドマン、ヘルズ・エンジェルズ、キージー他)も登場。

ニクソン大統領はもちろん、出てきます。

しっかり、読み応えあり

ハンターさんはメキシコ系記者殺害の記事を書いてる最中の骨休みに

「気を静めるために」と

《Fear and Loathing in Las Vegas》を書いたらしい。
ははは・・・気が静まるかい??

因みに、このメキシコ記者殺害の取材相手の弁護士が小説のモデルになってます。

この作品をハンターさんはこう呼んでるそうです。

「60年代ドラッグカルチャーへの醜悪な墓碑銘」

しかしです。。。。

アメリカン・ドリーム」がなんたるや?

またその終焉とやらも

「アメリカ人だからわかるのか?」とも言えないですけどね。

そうそう、ラウルさんが乗るのは

レッドシャーク(赤のシボレーのコンバチーブル)と

ホワイト・ホエール(白のキャデラック・コンバーチブル)

これこそ、アメリカン・ドリームの象徴。

ダークシャドウでもシボレーが出てきましたね。

で!ここで疑問。

この翻訳はハンターさんの文体が再現されてるのでしょうか?

それとも、全く違っているのか?

訳者の感性なんでしょうね~。あくまでも。

私は・・・・

語尾に多少違和感。

ヤンキーなお兄ちゃん過ぎる気がした。ギャル語みたなのもあるし

結論・・・・・私には難解でした。

読んで、かえって謎を残したハンターさんでありました。

でも、

ラウル(ハンターさん)の持ち物のタイプライター・録音機・バック等・

洋服(半ズボンはL.L.Beanだって )・派手なシャツやスニーカー、

鳥撃ち用ジャケットとなじみ深い物が出てきます。

グレープフルーツをよく食べてるし、
(ラムダイアリーでもオレンジを食べてます)

バカルディも出てまいりました。他お酒もいっぱいね。

「ほーほー」と楽しめるとこもあったよ。

---お久しぶり!!  ラウル君です------
この子は健全そのものよ。
タバコだって電子タバコだもん。



Johnny Depp Shampoo

シャンプーのCMのオファが来たけど、頭が禿げてたから断ったんだよね。

いくら出演料高くても、髪の毛がなくちゃーね。

今、ジョニーが出てくれたら・・・鼻血ですわね。

ハンターさんにはまった記事に、長々とお付き合いありがとうございました。


追記-------------

Yaaahさんのコメントで紹介されてるWave Speech  です。

始終酔っぱらってるかの様なラウルが素に戻った時にこの一節が流れます。

トンプソンは、しばしば小説から朗読するように求められた時に
それを選んで、インタビュー中にこの一節を引用したそうです。

Wave Speech



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