8日は、次女の誕生日だった。
母よりずっと経済力があるので、結局大したものもプレゼントできず、二人でラーメンを食べ、新しく出来たお店でタピオカを飲んで、あとはブラブラして地味に過ごした一日だった。
それにしても、気がつけばもう28になるなんて。
語学が出来、歴史に詳しく、何でも器用にこなす賢い子だったので、大学を卒業したらどんな仕事につくのだろうと思っていた。
どんな恋人と出会うのだろう、と。
そんな娘も、この夏は色々あって無職になった。
でも、別に悪いことばかりではない。
しっかりと考えて、体もよく動かして、いろんなことにチャレンジして、自分なりの人生を生きる。
健康を一番大切にして。
うんざりしつつも、投げ出さずこの時代を生きぬいてほしいな。
すごく期待している。
彼女の前に、未来は果てしなく広がっていると信じたい。
そして来年はコロナに振り回されず、皆で誕生日を祝いたいと願っている。