人は一人では生きていけません。具体的な意味で、一人では生きていけないのです。どんなに孤独に耐えていると思っても、どこか精神のバランスは危うくなっているはずです。まして職場やクラス、家庭など、周りに人がいるのに、一人で誰にも頼らず、迷惑をかけないで生きていこうと思ったとしたら、その決意はかなり周囲の人々を混乱させているか、振り回しているはずです。
苦しい時に苦しいと言うから人間は生きていけるのです。困った時は困った、助けて欲しい時は助けて欲しいと言えるから人間は精神のバランスが取れるのです。
ストレスに強い人とは、一人で抱え込む人ではなく、うまく周りの人と話すことで発散出来る人なのです。心が悲鳴を上げているのに我慢を続けて、誰にも言わなければ、精神は間違いなく崩壊するでしょう。
職場は仕事をしにいく場所でおしゃべりしに行く場所ではないと言い切る人がたまにいる。
確かに仕事をする場所だけれど、無駄な会話もなく効率優先を重視する職場は殺伐として息苦しい。適宜お茶休憩をしたり、世間話や時には相談事なども・・・。
もたれ合うのではなく、助け合う。
そんな関係で働ければ疲れもずっと軽くなる。
職場に限らず、夫婦や親子、友人、ご近所の関係も、「お互いさま」という気持ちで接することが出来ればいいなと思う。