母の認知機能の低下に動揺の日々。
認知症になると少し前の出来事を記憶することが出来ないというのは、よく知られていること。
しかし、1分前のことさえ記憶できず、毎朝毎晩同じことを注意しなければならないのはかなりしんどいことだ。
例えば薬の使用方法やデイサービスで準備していくもの、その他色々。数え上げたらきりがない。
おまけに過去の重大な出来事もきれいさっぱり忘れ去っている。

私はといえば、仕事に出る直前までしなければならないことが山積み。
職場に着けばリモートワークや分散ワークなど、コロナ対策で気を遣うことだらけの日々。
それでも不機嫌を顔に出してはいけないと力が入りすぎて、最近は疲れが抜けない。
母に対してもっと寛容にならなければと思えば思うほど、情けなさと苛立ちで落ち込んでしまう。
でも、これって最期まで親であってほしいという願いから来るものなのだと思う。
それは無理な願いで、私こそがもっと理解しなければいけないのだと頭ではわかっているのに。
