昨夜わたあめが死んだ。
朝からタール便が出て、何度も血液混じりの嘔吐。
それでもチュールは喉をゴロゴロ鳴らして少しだけ食べた。
夕方、病院に連れて行って吐き気止めや抗生剤など、何本も注射をしたのに。
家についてからまた血の混じった液体を多量に吐いて。
それから30分もしないうちに、死んでしまった。
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わたあめという名は次女がつけた。
綿のように真っ白だったから。
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まだよちよちの赤ちゃんだった時に、交通量の多い夜のバイパスの植え込みから、出るに出られないところを、私が助けた。
暗くても真っ白な猫だからよく見えた。
ちょうど赤信号になった瞬間、マッハの勢いで車から降りて、逃げようとするのをわしづかみにして車に投げ込んだ。
その瞬間、信号が青に。
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助けようと必死だったけれど、あんな危険なこと、よくやったと思う。
多分、この子は命に縁があったのだ。
私と出会うように出来ていたのだと思う。
それでも6歳と6か月で寿命が尽きた。
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毎日高額の点滴をしに行かなければならないはずだった。
睡眠も足りていなかった。
「おかあさん、大変でしょ。もういいよ。」
わたあめは私を気遣ってくれたのかな。
死ぬ瞬間、とても苦しんだ。
でも、長患いをせず、トイレの失敗も殆どなく。
黙って耐えて、受け入れて、静かに死んでいった。
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今まで出会ったなかで一番きれいで、可愛い猫。
最後も立派だったね。
あなたを見習うよ。
楽しい時間をありがとうね。
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