ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

変化。

2021-03-21 20:36:24 | 暮らし
2月からずっと職場では改築工事や人事異動で落ちつきのない日が続いていた。
ずっと計画されていたといっても、数年前倒し的なふしもあり(施設幹部の思いつきもあって)、とにかく大々的に変わることに。

これまで在籍していた部署ごと引っ越し、新しい部門も増えて、明日からは全く違う環境に身を置くことになる。
おまけにこれまで紙でもらっていた給料明細も、電子明細に変わり・・・。
定年退職した後の再雇用の身には、こんな変化は正直しんどい
歳を取ると変化に対応するのが苦手になるというけれど、確かにそう。
出来ればあと数年待ってほしかった。
(ノД`)・゜・。


しかしくよくよしても仕方がない。
最後のひとふんばりだ。
何とか適応しようと心に誓う。
(`・ω・´)
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「ゴールドラッシュ」 著者:柳美里

2021-03-21 20:20:12 | 
「よく聞きなさい。お母さんは自分で食べる分は自分でかせぎます。余計なお金を持とうとは思いません。老後のために貯金しようとも思いません。年をとって働けなくなって、食べるものを買うことができなくなったらこの部屋で餓死します。お金の力に屈するくらいなら死を選びます。お金の力で成功した人間は、お金の力で破滅します。なぜなら、お金はなんにでも変身するからです。」

家族の愛をお金でつなぎとめようとした少年の、圧倒的な孤独に胸が痛む。お金は親の代わりにはならない、親がしっかりと子どもを愛し抱きしめ語りかけていたら、こんな怪物のような少年は生まれなかったのだろうと思う。
文中の「空という背景を失った鳥は、鳥ではない」という少年の言葉が印象的だ。
物語の最後に微かだけれど、光を感じる。それがせめてもの救いだ。
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「そして、みんなバカになった」  著者:橋本治

2021-03-21 20:08:22 | 
1989年について最も重要なことが何かと言ってしまいますと、1989年は、日本人が「アタマ」を失った年なんです。日本では組織の上の人間がものを考える役割を担ってきたわけで、頭脳の意味での「アタマ」も、頭領の意味での「カシラ」も、1989年を境に失われてしまった。昭和天皇の死というのはそれを象徴していたんです。

確かに今の日本人は、頭を失ってふわふわと頼りなく漂っているような気がする。象徴としての昭和天皇が、ある意味では私たちの重しになってくれていたのだと思う。橋本さんは日本人がこのあたりからどんどんバカになっていると指摘している。若者はもちろん、年寄りに至るまで。
意識しないとバカになる一方。これは私自身も実感しているところだ。
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今週の名言

2021-03-15 09:48:19 | ことば


学べば学ぶほど、自分が何も知らなかった事に気づく、気づけば気づくほどまた学びたくなる。
―アルベルト・アインシュタイン―

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早春の花 「薮椿」

2021-03-14 21:52:40 | 自然・生き物
誰に見てもらわなくてもいい。
最後の時まで美しくありたい。



この花の姿にはそういう強さがある。


花びらを落とすことなく最後までその姿を保っていて。
見事だと思う。
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