ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

「異端の鳥」

2021-03-10 10:01:56 | 映画、音楽
これは1960年代に出版された同名の本を映画化したもの。
あまりに残酷な描写からポーランドでは発禁書に指定されている。
ナチスから逃れるためひとり疎開させられた少年が行く先々で迫害されるという話だが、上映の途中で席を立つ人が多かったというのも頷ける作品。
出てくる人間がみな暴力的で動物にも人にも情け容赦なく、絶望的な気持ちになる。
映画の中にこのタイトルを象徴する場面が出てくるが、自分と異なるもの、異質なものを攻撃し排除する行為は生き物に等しく備わっているものなのかとやりきれない思いにさせられる作品だった。


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「家族じまい」 著者:桜木紫乃

2021-03-09 20:40:03 | 
自分の娘たちとは関係の整理がついたという安堵感を脇に抱え、さて妹のほうはどうなんだろうと気にかかった。結局別れずにいた亭主とふたり、老い先短い暮らしもいいように見えたが、ひとりにはひとりの、ふたりにはふたりの、角度の違う問題があるだろう。お互いを捨て合うことの出来なかった夫婦は足並みの揃わない老いとどう付き合ってゆくのか

捨てられないと思いこんでいるだけで、家族とは案外あっさりと捨てられるものなのかもしれない。あるいはともに暮らしながらも心はそれぞれが遠い場所に置いて決して重ならない。そんな脆くて、不思議な家族が沢山あるのだろうな、と今更に思う。この本は、若い人ではなく中高年の人に読んでほしい。深い作品だ。
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今週の名言

2021-03-08 08:11:11 | ことば


自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる。
― ゲーテ ―
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庭の花。

2021-03-07 20:47:57 | 自然・生き物
毎年必ず咲いてくれる。


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弟君。

2021-03-07 20:40:42 | 自然・生き物
よく家に遊びに来る白いお母さん猫の双子のうち、この子は男の子。
最近姿が見えないので心配していたら、今朝元気な姿を見せてくれてほっとする。
保健所に連れて行かれないようにゴムで編んだ首輪をつけてやる。
(ゆるいゴムなので首を絞めることはない)
この地域で生きていけるように、時機を見て去勢の手術をしようと心に決めている。

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