風吹くままに

温泉県に暮らすマリの日常

自由研究には向かない殺人

2023-04-08 15:04:00 | 
ストーリー(Amazonより)
イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)"に取り組んでいた。題材は5年前の少女失踪事件。交際相手の少年が遺体で発見され、警察は彼が少女を殺害して自殺したと発表した。少年と親交があったピップは彼の無実を証明するため、自由研究を隠れ蓑に真相を探る。調査と推理で次々に判明する新事実、二転三転する展開、そして驚きの結末。




沙林、悲素と日本を震撼させた事件を扱ったものが続いたので、娯楽物にと推理小説を。

事件の真相に挑むのは聡明な女子高校生のピップ。
それに加わるのが、殺人の果てに自殺したとされた兄の汚名を晴らすべくの弟ラヴィ。
ドラッグや人種差別などを織り交ぜて話は進む。
容疑者として浮かぶのは、
ピップの友人であったり、その父であったり、被害者の父であったり、親友であったり、、、。
浮かんでは消え、消えては再浮上。
まさか、タッグを組んだラヴィじゃないよね←そうだったら私、立ち直れないぞ。

なるほどと納得の着地。

sns、facebook、メールのやり取りなどを入れ込んでの展開も注目。

ストーリーも面白く、公平な目を持つピップが、とても良かった。
最後の最後に再度それを認識させられました。
事件は解決したけれど、そこに人が居る。そこにスポットライト。

さて、海外物を読むと名前で苦労する。そして関係がこんがらがるので、登場人物は表記されていたけど、私なりの相関図を作って読み進めた(字の下手さは見ぬ振りしてね)。



コメント (5)
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