朝刊で紹介されていて「読みたい!」
お値段1700円。
ごめん🙏図書館で借りる。
検索すると「あり」と出たので、
速攻🚗走りました。
内容
薫子の弟は、両親を始め関わる人誰からも愛される。
穏やかな空気にするのだ。
反対に姉の薫子は親から「あなた真面目すぎるから、、、」と顔をしかめられる具合。
弟を愛しながら、弟ほど愛されない満たされない思いを押し殺して生きてきた。
結婚はしたが、夫から突然離婚を切り出されてやけになってしまった薫子に更なる追い討ちがかかる。
弟が急死したのだ。
それを機に弟の彼女せつなと関わる事になる。
彼女は、家事支援の仕事をしていて、薫子も手伝う事になる、、、。
その仕事で、
現代の問題、困りごと、生きると言うことが、炙り出される。
シングル親、ワンオペ、同性愛、アルコール依存症、不妊治療、毒親、、、まだまだあるんだわ。
と、てんこ盛り。
「この気持ち分かる」って箇所もあるんだけど、何だろう、この物足りなさは。
諸々なぞって綺麗事にまとめ過ぎた気がする。
予定調和?
作家の阿部さんは、主人公の様にきっと生真面目な方なんだろうな。
それともう一つ、主要人物が皆似ていて、それぞれの個性の様なものが感じられない。
これ大きい。
「皆良い人じゃ面白くない」😅
「今の自分にできること」に視点を置いて読むと又違うかな。