ストーリー
フリーカメラマンの葉子は36歳の時に離婚。子どもはなく、東京のマンションに1人で暮らしていた。葉子は仕事先の編集者、杉浦と不倫関係にあったが、時を違えて甥と姪が長野からやってくる。2人の父親、葉子の兄は癌を患い闘病していたが、2人はそれぞれ事情を抱え、実家を出たいと強く願っていた。――日々の生活で次々と起きる問題に直面し、様々な感情に揺れる葉子。今では空き家となり、朽ちた故郷の家に思いを重ね、過ごしてきた時間の中で徐々に積もっていった「心のしこり」と向き合う。
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乃南アサさんです。
甥、姪の面倒をみるうちに「心のしこり」が溶けていく。
めでたしめでたし
なんて事はありません(全くない訳ではない)
「死」「家族」「自分」がテーマ。
ミステリー要素も孕んでいて、引っ張られました。
ついね、乃南アサさんに走るアチキです。